第6章 王都到着

第48話 王都到着 ドラゴン襲来

王都に到着し、現在門番に姫の到着を告げたところである

門番の一人が大急ぎで城へ報告に走っていった

通常3週間ほどかかる道のりをリッカのおかげで1週間で到着した

こんなに早く帰ってくるはずではないので、受け入れ態勢が出来ておらず皆さんバタバタしている

姫お帰りなさいパレード的なものを計画していたらしく、大変申し訳ない

やはりバトルホースのリッカは門の周囲に居た人達に怯えられてしまった

とりあえず、城に向かうことにした


城の門の前で馬車を降り、馬車をインベントリに収納した。

中を見られると面倒ごとに巻き込まれそうなので。

リッカとシルクには人化してもらった

護衛のみなさんと別れ、姫の案内で城の中に入った

応接室のようなところで待つことになり、メイドさんが紅茶を入れてくれた

これから謁見の間でマリアン姫の両親、王様と王妃様に会うことになる


準備ができたそうで謁見の間に案内された

ドアを開け中に入ると豪華なドレスを着たマリアン姫と、王様と王妃様が居た


「そなたがマリアンを助け、ここまで無事送り届けてくれたスカイで間違いないか?」


「はい、お初にお目にかかります。冒険者のスカイと申します。」


「マリアンが大変世話になった。王として、いや父親として感謝する」

「報酬だが、マリアンから土地がほしいと聞いているがそれでよいのか?」

「それならつい最近所有者が居なくなった土地があるからそこでどうだろうか。

マリアンを襲う指示を出した貴族を反逆者として処分した。それなりに広い土地

なので丁度良いじゃろ」


「ありがとうございます。そこに拠点とする家を建てようと思います。」


そこに焦る護衛隊長が報告に来た。なんと王都にドラゴンが向かってきていると。

王は護衛隊に王都の警備強化を指示した

女神に俺が戦って勝ち目があるか聞いてみた

まあ、ギリ大丈夫じゃないかと中途半端な回答だった

ここに居ても仕方ないのでドラゴンを迎撃つことにした

パーティメンバーに城と王様たちの護衛を指示し、俺は門にテレポートした

聖剣召喚でエクスカリバーを召喚した

女神から俺専用のフルプレートメイルが届いた

装備すると伝説の勇者のような姿になった

王都全体にバリアを張り、自分には支援魔法をありったけかけた

やられる前にやる精神で先制攻撃を放つ

「エクスプロージョン!!」

爆炎の中からドラゴンが姿を現した

ダメージは受けたようだがまだ余裕があるようだ

ブレスを放とうと溜めていたので顎にアッパーカットをかましブレスを止めた

俺は焦っていたのだろう。スキルを奪い取るのを忘れていた。

「スキルスティール!!」

スキルを奪うと飛べなくなったようでドラゴンが落下してきた

「メテオストライク!!」

エクスカリバーを強く握りしめ、間髪入れずに斬撃を叩き込んだ

反撃の隙を与えたら確実にやられるだろう

ボロボロになったドラゴンがまた立ち上がった

エクスカリバーを首の逆鱗あたりに突き刺した

エクスカリバーをホーミングに設定し、サンダーボルトを放った

続けざまに落雷を放った

ドラゴンは全身から放電しながら倒れた

女神の言う通りギリギリ勝てた感じだった

反撃され、尻尾や爪で攻撃されていたらと考えたら恐ろしい

ドラゴンをインベントリに収納し、王都のバリアを解いた

ドラゴンから飛翔というスキルを奪っていたので使ってみた

そのまま城へ飛んで戻ることにした

地上では王都住民が感謝の声をあげていた

城へ戻ると王から感謝の言葉をもらった


「姫だけではなく、王都も救って頂きありがとうございました。勇者様。」


「えっと、勇者ではありません。女神の使徒ではありますが。」


「では、使徒様。この度はありがとうございました。またこの王都に拠点を設けていただけるそうで大変感謝いたします。」


明らかに王の態度が変わったような。まあ、付き合いやすくなるだろう。


「先ほどの戦いを見た貴族たちが絡んでくる可能性があるので、使徒様には失礼かと思いますが爵位はいかがかと。侯爵であればなかなか手を出せなくなると思いますので。それにうちの娘のマリアンを嫁がせ、公爵という手もございますが。」


マリアンが真っ赤になってクネクネしている。まんざらでもないらしい。


「しかし、私にはシャナという妻がおりますので」


この国は一夫多妻制らしい。魔物のいる世界なので男は戦って亡くなる可能性が高いからだそうだ。それに強い者ほど嫁が多いという。

考えておきますとお茶を濁した


早速、もらった土地に案内してもらった。

そこにはまだ豪邸が残っていたのでインベントリに収納し、解体して家の材料に回すことにした。

もらった土地は球場くらいの広さがあった

これなら豪邸は建てられるし、十分家庭菜園もできそうだ

広い土地のど真ん中に小さな現我が家を出し、今日は休むことにした

明日から拠点となる豪邸を建設することにする

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