第41回「月にのぼる者」 (2021年1月17日放送)

●初めて気が付いたけど、帝はちゃんとお歯黒してたのね。


●信長の説得は失敗!

 比喩を解せぬ彼には、さすがに言葉選びが抽象的過ぎた。


 あるいは前回、帰蝶と光秀に捨てられたと感じた信長は、心の通じ合いの価値に見切りをつけた。

 物とか金とかそういう目で見える形でしか、価値を測れなくなったということか。


●光秀が読んでいたのは『類箋唐王右丞詩集』。

 中国、唐王朝に仕えた王維(699-759)の作品。

 楊貴妃とか、安史の乱の時代の人だね。


 最愛の妻を亡くした後、独身を貫いたとか。

 清廉性を重んじた人物らしいので、そのあたりに光秀はシンパシーを感じたのか。


●『桂男』の神話は月の模様が、ウサギの他に、木を斬っている男に見えたことから、生まれたみたい。

 中国では『呉剛』という名前で伝わっているらしいよ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る