魔法が使えない僕が魔法の国に行ったら
カイト
異世界 アルレガイアの設定
アルセバイン王朝
古き時代に築かれた王朝で七百年もの長きに渡って続き、そこでは魔法の力が至上のものとされてきた。
だが、他民族の流入と王朝の後ろ盾になっていた神が異国の神に倒され、魔法の力を至上とする価値観が崩れる。
それに伴い王朝自体も自然消滅した。
その後は、魔法の力を至上のものとする姿勢を崩さないアルサントリア魔法王国と魔法の力に縛られない自由な国作りを掲げて築き上げられたアルハイラム帝国に分裂する。
女神アルネリアスを神として芳信していた。
アルセイアン人
アルセバイン王朝の根幹をなしていた民。
生まれながらに、特別な力である魔法を行使する力を持っていた。
そのおかげで、魔法の力で魔法を使えない人間たちを長きに渡って支配し続けることができた。
一方、魔法を使えない子孫が生まれてくるようになるので、自分たちの民族の血が薄まることを極端に怖れていた。
アルハイラム帝国
魔法が使えるアルセイアン人を特権階級とはしているが、そうでない普通の他民族も積極的に受け入れて大きな帝国を築いた。
自由な価値観と思想が広く浸透していて、人々の暮らしには活気が満ちている。
その反面、他国には強気の侵略姿勢を見せていて、それが恐ろしい帝国としてのイメージを付与していた。
アルサントリア魔法王国
魔法使いのたちの国で取りも直さず魔法の力を至上のものとしている。世界中から魔法が使える人間が集まってくる。
元々はアルセバイン王朝にあったアルサントリア魔法学院から国の名前を取っている。
アルサントリア魔法学院は魔法の学校としては世界で最も歴史が古く、権威のある学校として知られていた。
アルサントリア魔法王国を興したのも学院の主だった権威者たち。
天空都市アルセナシア
空に浮かぶ大陸に打ち立てられた自治都市。
下界である世俗との交わりを捨てた純血を誇るアルセイアン人だけが暮らしていると言われている。
都市では高度な魔法文明が築き上げられていると言われているが、地上にいる人間は誰もアルセナシアに行くことができないので、その真偽は定かではない。
〈重要な存在〉
邪神アルゼナガン
元々はアルセバイン王朝で正統な神として奉られていた。魔法の力を至上のものとする思想はこの神の影響に寄るところが大きい。
が、何処からやって来た後に聖神と崇められるファルムナートに敗北し、邪神としての烙印を押される。
それもアルセバイン王朝が力を失う大きなきっかけになっている。
魔王アルザガート
現在、アルサントリア魔法王国を裏から操っている。
正統な神としての復権を企んでいるアルゼナガンが魔法の力を至上とする考えを捨てられない国に送り込んだ影の支配者。
邪竜アルゲイナス
アルゼナガンが飼い慣らしている不死身のドラゴン。
アルゼナガンの命令で天空都市アルセナシアの周りを飛び回っている。空からアルセナシアから入る者も出る者も許さない。
アルセナシアにいる者たちに絶えず睨みを効かせている。
聖神ファルムナート
アルゼナガンを打ち倒し、アルセバイン王朝で暮らしていた人間から魔法の力を至上とする体制を打ち崩した異国の神。
現在では主にアルハイラム帝国で聖神として崇められていて、特に魔法使えない人間たちからは広く信仰を集めている。
聖女ファムメリア
何の力も持たなかった貧しい家の出の少女だったが、ファルムナートの加護を受けて大きな力を手に入れる。聖剣ファルフリンガーの使い手。
力だけでなく不老不死の体にもなり聖女と呼ばれるようになったファムメリアは虐げられてきた魔法を使えない人間のために立ち上がる。
結果、アルゼナガンを倒すことに大きく貢献し、アルセバイン王朝を自然消滅させる流れを作った。
王朝が消滅してからは、人目を忍ぶような場所で暮らしている。
冥界王ヴォルムナート
ファルムナートの兄弟神。
光のファルムナートに闇のヴォルムナートとも言われ、兄弟でありながらファルムナートとは激しく対立していた。
かつては盟友アルゼナガンを助けるために、自らが力を与えた暗黒の魔導師ヘルカイラスをアルセバイン王朝に遣わしたこともある。
ヴォルガウストという邪悪な神官を従えている。
暗黒の魔導師ヘルカイラス
アルセバイン王朝時代のアルサントリア魔法学院を首席で卒業したが、数々の禁断の魔法に手を染めて学院を追放される。
その後、世界を放浪する内に冥界王ヴォルムナートと出会い、人の身では持ち得ない強大な力と不老不死の体を授けられる。
過去に聖女ファムメリアとは何度も戦ったが、その時は決着がつかなかった。現在は行方知れずだが、今でもファムメリアを打倒する機会を窺っている。
〈異世界について〉
アルレガイア
ノアの大洪水が起きる前に存在していた世界の名前であり、古代の魔法文明を象徴している。
現在は異世界で使われているが、地球との関連性は不明。
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