その114 『反抗編』 ひの松


『ビッグデータの 点よりも



       自由でいたい 


        

           貧しくても』




 どうも、人類社会は、経済体制や、社会構造のありかたのいかんにかかわらず、全体主義に向かっているようです。


 大方の個人は、『第三の男』で、オーソン・ウェルズさまが、いみじくもおっしゃいましたように、点に過ぎないわけです。


 同じ点なら、偉い方を批判できる点のほうが、まだ、点らしいぞ。


 物言わぬ点ならば、お饅頭のごまのほうが、まだましかと。


 おっと、それは、退職してから言う言葉。


 大衆が単なる点で、自由に動く『ごま』、じゃなくて、『こま』、と、認識するのが、独裁者の基本。

 

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