その112 『怨み編』 うの天



『怨んでも


   怨みきれない 月の顔


      うどんの きみで


          うさばらし』




 怨みは、自分勝手です。


 相手にとっては、迷惑な話しなんです。


 月見うどんで、憂さ晴らしができるなら、たいへん、結構なことですが、お酒に走ると、危ないです。  


 一方、けんか売った方は、あまり、自覚がないものです。  


 それも。危ない。


 もっとも、売った人と、買った人が、同じ人なことは、たくさんあるものでしょう。


 国でも企業でも、権力者の離合集散みてみれば、よくわかりそう。


 もっとも、『地獄おじさん』では、アニメにもならないな。


 でも、何かにつけて、役立たずおじさんは、可愛そうですよ。


 多少、なぐさめて、あげましょう。


 ただ、あまり、うるさいと、裏のお山に捨てられる。


 社会というものは、じつに、おそろしいのです。


 例えば、戦争中に、なにが行われたのか、たくさんの秘密が、きっと、あるのでしょう。


 危なくなれば、役立たずから、処分されますし。


 人間は、恐いですが、神様のような方もいらっしゃいますことも、確かです。


 結局は、制度や決まりより、大切なのは、いつも、使う人の方なのだと、思います。


 

 

 


 


 

 

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