その14 『宇宙編』 へのい


『碧空に  


   砕け散るのか わが


         べテルギウスさん』




 むかしは、太陽と、太陽系の惑星と衛星以外は、どんなに、でっかい望遠鏡で眺めても、点にしか見えないと、習いました。


 あまりに、遠すぎるからです。


 ところが、最近は、この、べテルギウスさまなど、その形の現状(と、言っても、かなり昔のお姿ですけど)が判るようになっていて、丸いおもちが、ぶっーと、一部膨らんだみたいになってるらしいです。


 子供時代から、赤いベテルギウスさまは、冬のお空の大スターでした。

 

 いまや、その、最後の時期を迎えてようとしているとか。


 超新星爆発するとしても、それが、今夜起こるか、500年先か、わからない訳ですが、たかだか100年も生きかねる人間は、はかないものですなあ。ああ、はかない。


 でも、お腹すいた。


 嘆かわしい限りなり。



        ✴️  

 

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