オーラの能力を使い異世界でヒーローはじめます
小森 秋水
第0話
それは土砂降りの日だった
ザザザザーーーー
「こんな場面に出くわすなんて、今日はほんとついてないな...」
「死ねぇーーーー!!!!!」
のちにこの事件は通り魔連続殺人事件として多くの人達に悲しみと怒り、そして狂乱を招く事になった
被害者は11名 成人男性4名 成人女性3名
高校生2名 中学生1名 幼児1名だった
夕方の人通りの少ない場所を狙ったその犯行はとても悲惨な物で1日に11人も殺されるここ数十年では例をみない大惨事としてマスコミに取り上げられた
しかしマスコミもびっくりしたのは犯人の男の情報が何もなかった事であった
いや、無さすぎたと言った方が良いだろう
住所不明 職業不明 年齢不明 生年月日不明 身元不明
名前は身につけていたペンダントから津本とだけ書かれていた
そして犯行動機だが
俺がソルジャーだからだ
世界を侵略するため
などと意味の分からない事を言っていた
凶器は見つからずどうやって殺害したのかが不明なためこの事件はさらに混沌を招いた
ある者は婚約者を殺され、ある者は最愛の息子を、ある者は生まれて間も無い孫を、ある者は誰にも悲しまれず1人で静かに息をとった
世間は彼を死刑に、と言う声もあれば証拠が無ければ、と言う人もいた
ここまで話してきたがお前は一体誰なんだと思う人もいるだろう
俺の名前は飛呂 旺羅
この物語の主人公であり、この事件で殺された中学生である
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます