たくさん改稿しました。

 葉桜、改稿しました。


 Magia IIより。改稿後。

 ***

 「そういえば学園内で話すことはあっても、葉太から専門についてきちんと聞いたことはなかった。多少なり私があまり長く話すことになるのを避けていることもあるけれど……せっかく教わってるのだから、詳しい話を尋ねるくらい……。

 月が綺麗で、風が気持ち良くて、草たちの楽しそうな話し声に、私も欲張りになってしまったのかもしれない。私はつい、話を続けようと質問してしまっていた。


変化魔法メタモルフォーゼ?」

「んー、それをもう少しひねったやつかな」

「それって、どんなもの?」


 どうにも困ったことに私は葉太から習っている変化魔法メタモルフォーゼが破滅的に苦手だった。初歩的なところから始めているはずなのに、どうしたって上手くいかない。


「もっと簡単に、花が雪に変わるとか?」


 そうしたらどんなに良いかな。そう思ったけれど、葉太の答えは私の期待とは違った。


「それはまず、かなり強い媒介がないと難しいかなぁ。資材マーテリアの花に近い力を発動させて、花の方の潜在能力を強くさせないと変化メタモルフォーゼの力も最大限にならない。そもそも桜子の成績ではまだ無理」

「……失礼ね。せっかく質問したのに。じゃあ何を研究してるのよ」

「もっと持続的な魔法だよ。変化魔法メタモルフォーゼは一時的でしかないのが現状だから、もっと長くその姿が続くようなやつ」


 ***

 Magia IV、改稿後


「だけど、ずっと見てれば分かる。私が学園に入ってからもそう。私は一年じゃなくて二年に、しかも学期の途中で編入したから、遠巻きに見る人たち学生がほとんどで、学園長の身内贔屓だと聞えよがしに言う人もいた。なのに葉太は違った。担当官アドヴァイザーになるよりも前から、私に話しかけてくれて。そうしたら他の学生も普通に接してくれるようになった。そうなるように、葉太が他のみんなともさりげなく引き合わせてくれたから。


 私の中の気持ちが昂らないように、なるべく葉太と深い話はしないように、注意したつもりだった。

 でも葉太の言葉は、たとえ短い会話でも嬉しかった。」



 ***


 もうちょい桜子には葉太を避けてもらいました。


 アクション書き終わりました。今日中に終われるんだろうか。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る