KAC祭 整理とプチ他薦

 こんにちは。前回と前々回のKAC参加投稿お知らせだけだった記事を削除いたしました。


 本日KAC4日終了にて明日もうKAC5ですか。

 締め切りギリギリは避けたいと思って書いていたら連日寝不足です。布団の中でスマホ打ってるので、今朝も早くに目が覚めてから月の光る夜中の話を書いていました。


 KAC3のUターンで書いた繰り返しのお話で色々コメントいただいたので少し。


 音楽の繰り返し記号による繰り返しで変化をつけるかどうか、

 これは本当に場合によりけりだと思います。

 バッハやモーツァルトなどは装飾記号による装飾指示が多いですし、強弱などもあまり細かく指示されませんので、反復で変えるというのはしばしば行われることだと思います。また18 世紀あたりだと当時の理論家評論家なども「趣味に従って」などと言いますし。


 ただそれは闇雲に自由にやれというわけでもなく。

 同じであるところは同じにしておいて、「戻ってきた」を感じさせるのも一つのテクニックだと、個人的には思っております。

 それこそ曲の構造や背景を考えつつ、決めなければならないものかな、と。



 作中の小川先生(このネーミング、他にもじれなかった)の言っていることは私のオリジナルですが、モデルは自分のピアノの師匠。繰り返しで1回目と同じに弾かないように、と言われたのはモーツァルトの曲だったと思います。作中のイ短調ではないけれど。

 そして私の先生も、にっこにっこ笑いながら厳しい先生でした。ミスタッチはまだしも曲調が合わないと明るく高い声で愛の言葉の鞭が。厳しく優しいいい先生でした。


 音楽のメロディーや和音の反復と、言葉の反復との関係については、予告通りまた今度書いてみたいと思います。


 ***

 今のところ、KAC1〜3は旧作からのスピンオフ、KAC4で初めて完全オリジナル作品になりました。

 KAC1は『星流夜』、KAC2はシレアとテハイザ、KAC3は匠響子ときて、このままスピンオフ出続ける手もあったけれどやめました。他の方のKAC3までを読んでいて、ちょっとチャレンジしたくなってしまった。


 濃厚シリアスで描けないものかと。歴史物+和風テイストで行こうかと思いましたが、和風にすると実際の場所を出すのが避けられない→リアリティがかえって減じる、ということでやっぱり洋風に。


 かっこいいのが書きたくなったのでしたよ。


 同題異話SR〜Marchにかけて、「桜花は一片の約束」、3000字強です。


 https://kakuyomu.jp/works/1177354054894598575


 ***

 最後に他薦。

 昨日読んですごい! と思ったのは、まずはずば抜けてかっこいいゆうすけさんのハードボイルド

『遥かなり、我がふるさと』

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054894538873

 テールランプがちらつく夜、レクサスがアウトバーンを飛ばしている映像が浮かびます。


 秋月司さんのファンタジー

『鈴の姫と武の侍女 ~籠の中の鳥は 中つ国出立編~』


https://kakuyomu.jp/works/1177354054894508318/reviews/1177354054894583667


 非常にシックで素敵なお話。まさか企画でこんなに美しい文章と世界に出会えるとは。うれしかったです。


 ではではまた。


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