第2話

篠原が、TERAーと戦闘する2時間前へ遡るその時、継倉と天川がDMNに関する内容で荒川区を2人で調査を始めていた。そこでは3日前にホームレス狩りをされてるな等の噂が流れその場に車で移動していた。


そして事件を目撃したのは20代後半の男性だった。ホームレス狩りの事件の目撃者から言うには、深夜の1時に会社の帰り道公園から悲鳴をあげる声や肉を引きちぎる音と骨が砕ける音がしていた、そこで近づくと怪物がホームレスの男性を食い散らかしていた。


その光景をみた男性は、あまりにもグロテスクな光景で声も出せなくて腰が退けそうで冷や汗が止まらなかった。早くこの場から逃げ出したよ精一杯、恐怖のあまり足に力が上手くでなかったからと男性は顔を青ざめて証言をした。


そして、継倉と天川は男性の証言を元にDMNの使用者を考察をするため、カフェ店等で、写真や証言を元に考えた。


「使った人が分からずじまいだな。」


「けど、そのTERAーを使った人が公園で態々ホームレスを襲ったのかな?」


「さぁ?わからんな。けど、これだけ思うのは、DMNを使用すると夜行性になるのではと」


「流石にそれは、ない。」

とキッパリ否定をする。キッパリ言われ、何も言い返せなかった。だって、根拠すら何も無かったから。


「だが、これ以上被害を少ない方がいいがな。」

と熱いコーヒーを啜る。と同時に、店員がやってきた。


「あまおうのいちごパフェのお客様は?」


「私です。」

と天川は目をぱあ〜と輝かせてパフェをとる。そのとき俺は、あまりにも意外さと可愛さにニヤけそうでたまらなかった。しかも、パフェも食べるときも口を大きく開けて食べるし不器用だがかわいい笑顔。と呑気にお茶をしてる所で、叫び声が聞こえた。


グオオオオオオオ!!!と建物まで響き渡る位デカい叫び声だった。街中での大きな叫び声のせいか全ての窓ガラスがパリーンと全てが割れた、継倉と天川のカフェ店の窓も含めて窓ガラスの破片も飛び散る。

「くそ、現れたか!天川行く……ぞ?」その時の天川の様子は、パフェが台無しになり真顔で殺意に満ちた天川の様子だった、継倉はゾッとした。

「あ……あの…天川さん?」

「………継倉さん」と静かな怒りと表情で思わず甲高い声で「ヒッ!」と出してしまった。

「もし、暇でしたらここに連れてって貰えますか?」

「えっ、あ〜〜どうぞどうぞいつでも着いてきますよ!」

「まず、あのゴミ虫を片付けてからで」そのセリフを聞いた時、継倉は食べ物の恨みは恐ろしいと感じた。


TERAーが現れた現在地へと移動し、2人は車の後部座席にある武器の入ったアタッシュケースを取り出して武装のできるヘッドフォンを首にかけ「武装解禁」と同時にボタンを押して武装をする。


「天川、狙撃は任せた!」と継倉は、TERAーの懐まで突撃する。天川は、スナイパーライフルを両手で持ち高い建物の所まで走って移動し

た。


「オラ!!突っ走るぜ!!」

と背中に背負った2本の忍者刀を、抜きTERAーの足元に攻めかかり、TERAーのバランスを崩し、倒れかけた所。

2.5キロぐらい離れた高層ビルの屋上で天川の狙撃を放つ


「…死ねよ……」

の一言で決まる!と思ったしかし急な風向きでTERAーの右肩に当たりTERAーの右腕事吹っ飛び天川はちっと舌打ちをこぼし、TERAーの右腕を再生するとまずく、クナイ三本を再生仕掛けてる右腕に向けて投げ、TERAーの右腕の傷口に刺さり、深くまで刺さったせいか、TERAーはコウモリのような大きい羽を生やし空に浮かんださせるか!と継倉は小型GPS をTERAーの尻尾に向けて投げ、見事にくっ付いた。


「TERAーの追跡は俺に任せて、天川は通信機で応援を呼んでくれ。」


「わかった……」

と継倉は、TERAーをGPSで追跡し天川は通信機で鶴末達に応援を呼びかけた。そして、継倉がTERAーの追跡を追い続けて2時間ちょっとして

夕方位なった時GPSの反応が近くなった時、近くから騒がしい音が聞こえた。その音の原因を探ると、篠原とさっきまで戦闘してたTERAーを見つけ戦闘していた。しかし、篠原は大きな怪我を負い壁にうずくまりTERAーが篠原に向かってトドメを差し掛かる所だった。

「喰らえ!!!」

と手裏剣爆弾をTERAーに目掛けて投げる。そして、TERAーの背中が爆発し姿勢を崩す。継倉は大丈夫か?と篠原の所まで向かう。


「TERAー!!お前の相手は俺だ!来るならこいや!」


「………余計な事を……」ブツブツと呟き感謝の言葉も述べないままであった。


TERAーは、背中を再生しコウモリのような大きな羽を生やし空を飛んで逃げてしまった。


待て!と篠原が追うとしてももうすぐで夜中になるため調査はできにくくなりそれに、小型GPSも電池切れで使い物にならかった。


「くそっ逃がした、ッ」


「おいおい、こんな怪我で戦えるとでも?」と手を差し伸べるが余計なお世話だ!と手を振り払われ武装を解除した。継倉は、天川に通信機で、連絡をする


「もしもし天川か……あぁ……すまない逃がした。んで今、篠原と合流した。……んじゃ」と連絡を切る


「手をかさなくても自分で立てる……アイタタ」


「あんまり無理するな…病院連れていこうか?あっ!そうだ暁さんに見せてもらえばなんとかなるぜ」と提案するも篠原は首を横に振る


「病院に行く」と足を引きずりながら病院に向かおうとした。


「手伝おうか?」


「いい、1人で歩ける」


「……あっそ」

と2人でだべって30分くらいで病院に着き診察を受けることにした。付き添いで継倉も居ることにしたが篠原自身は余計なお世話らしい、


篠原の容体は、肩と腕と足の骨にヒビができていたことだった、左の肩甲骨に、大きなヒビと

右足の腓骨に小さなヒビができている。腓骨は無理に歩かなければ1週間くらいには完治はするが、肩甲骨は大きなヒビが出来ててしかも腕の上腕骨と尺骨が折れてて左腕にギプスを付けなくてはいけなくなってしまった。足の容体に関しては、包帯を巻いて松葉杖で生活する感じとなって終わった。


待合室で待っていた継倉は哀れみるような顔をしていた。そんな顔が篠原に取ってはイラッとする表情だった。病院を出て、寮に帰ろうと思ったが篠原は疑問を感じる点があった。


「ところで、なんで俺の所まで来れたのか教えてくれ。」


「あぁ、それか〜簡単だよTERAーにGPSを付けただけだよ。」


「そうか、忠告をしとく。二度と邪魔をするな 」


「あ?あのまま俺が助けなかったら、お前死んでたぞ」


「死にはしない、復帰だきる。余計なお世話だ」


「お前、喧嘩売ってるのか?」


「この忠告が、喧嘩を売ってるって判断するとは流石だな」

との一言で継倉はプッツンとなにかが切れると音がしたその衝動で継倉は篠原の胸ぐらを掴んだ


「お前、いい加減にしろよ……その態度とその目つきもイライラするせっかく助けてやったのにその態度ずっとやってるとみんなから嫌われるぞ!」

と怒鳴り散らし篠原表情を変えずに


「なんだ?ちょっとした言葉でキレるのか〜流石単細胞で出来た脳みそだな」と煽り続け、継倉は激しい怒りに覆われ拳を握りしめ篠原の頬を殴りかかろうとした所をストップと継倉の拳を片手でうけとめる。受け止めたのは、天音だった。


「天音さん、いつから居たのですか?」とキョトンとした継倉とあらあらと困り顔の天川


「ちょっと買い物かな。それよりも、何で喧嘩をしてたの?」

と2人に問い詰め知らん顔をする篠原


「すいません、俺がちょっとカッとなって」

と少し頭を下げ謝り、状況を天川に報告すると、少し呆れた表情を篠原に向けた


「篠原くん、チームなんだしさお互い助け合いをしていかなきゃ、今みたいに弄れては上手く立ち回れないし、いつまでたってもeriga-まで辿りつけないよ!」


と説教しても篠原には全くの効果は無しに舌打ちをされて寮に帰った。継倉と天川は途中まで天川の家まで見送った。


寮に着いた、篠原はスーツを脱ぎシャワー室へ向かい、シャワーを浴びる


「…チッ……クソが!!!!!」

とシャワー室の壁を握りしめた拳で叩き、歯を食いしばる程の悔しさをかかえ、なんで勝てなかった?という疑念を持ちながらシャワーを浴びることになり、夜を眠ることになった。


翌朝の午前9時に東京都新宿にて事件発生をした。大都会で人数も多い中でTERAーは暴れまくった。

そこで、LASの継倉を始めに天川と雪菜そしてマナトが一番乗りに着いた。


「全員、戦闘態勢!!!雪菜は、TERAーに制圧射撃を!!!天川さんは、民間人の避難誘導‪を!!マナトさんは天川さんを手伝ってください!」

とリーダーが着く前に指揮をし了解!と全員、指示の通りの行動を起こすがあまりにも被害が大きく怪我人が増えるばかり天川の鉄壁の盾でガードをしても護りきれない。中には、スマホで動画や写真を撮るような行動を起こす者も少なくはなかった。それで怪我する人も居ることに間違いない。


「クソ!!、人数が多すぎる」


「これじゃ、いつまで経っても避難誘導してもしきれない。」


「人が多い上に、しかも写真撮って笑ってる奴もいるしコイツら今の状況を分かってるのか?」


と手詰まりでどうにも上手くいかない状況である。だが、そこでTERAーの大振りの一撃が継倉に向けて当たりかかろうと思ったその時、1つの銃声でTERAーの大振りの一撃が防げた。銃声の正体は、15階建てビルの屋上で狙撃した篠原だった


「貸し借りは無しな」


とため息を着きそのまま片手で寝そべり狙撃の配置で援護の形で参戦した。


避難誘導をして3時間くらいで何とか人がヘリつつあり、何とかなりそうと思った瞬間であった。TERAーの様子がおかしかった。疑問に感じた5人であったがこのままチャンスと思い一斉攻撃を4人で始めようと思った。その瞬間だった。急な衝撃波が4人を襲ったすごい激しい爆発音と風が4人とまだ残ってる民間人に向けて襲った。


「クッソ、ガハッ」


「うぅ……」


「なんてこった……ガハッ」


「………こんなに強いんだ……そんな…」


4人は、絶望と大怪我を負い。すごくまずい状況だった。動ける者は居ないまだ応援はまだ駆けつけてない。非常事態、衝撃波を食らってない篠原は全線に駆けつけるほどの体力を回復をしてない。まさに絶体絶命の状況だった。TERAーはトドメに同じ衝撃波を起こそうと力を貯めてゆく、この一撃を喰らえば4人は死んでしまう。


「クソ、ここまでかよ…」


「最後に、なるならせめて平和な世の中になってから死にたかった」


「………死にたくないのに動けねぇ……動けよ…」


「ごめんね、みんな……」


と4人が諦めかけたその時、TERAーが衝撃波を放つと同時に強い攻撃を与え何とか衝撃波が放つ事は防がれた。衝撃波を防いだ正体は、鶴末だった、鶴末の姿は黒い軍服で武装をしていて刀を腰にさしてある。


「無事か?みんな」

と4人に問いかけると4人はすごく安心した表情をした。


「おせーよ、死ぬかと思ったわ」安堵の表情を浮かべ

「リーダーありがとう」

と安心のあまりに涙を零す雪菜とほっとした。継倉と緊張から解放した天川の様子が描かれる。


「あとは、俺に任せな。」


「他のみんなは?」

と疑問に思いしつもんをする継倉にたいし鶴末は


「大丈夫、今来るぞ」

と安心できる事で、継倉は安心した。そして、鶴末は腰に差した刀を抜き


「さ〜て、俺の仲間をこんな風にしたからな〜、覚えておけよ、TERAー!!!」

とTERAーに攻めかかった

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