出会い


目を覚ました時、俺はまず、生きているということを確認し、体を起こし、周りを見渡す。

そこにあったのは部屋。今自分は部屋にいるのだ。それもかなりきれい。

内装は洋風な感じかな。

部屋の中を観察していると誰かが上がってきた。

「あ!やっと起きたんだ」


「!!??」

なんか耳とっ尻尾が付いた猫みたいな生物がしゃべった。

ていうかかわいいな。まるでコスプレイヤーを想像させるような出来。


「そんなに驚かなくてもいいよ。私悪い人じゃないから」


「えっと、あなたが助けてくれたんですか」


「そうだよ、郊外を歩いてたら、何かがいるのに気づいて、私が近づいたら気絶しちゃったから家まで連れてきちゃって・・」


「とりあえず。助けてくれてありがとう。名前はなんていうんですか」


「私はリリって言います。猫族です」


「猫族??」


「知らないんですか!!」


「はい、なんかのアニメですか。すいません知らなくて」


陰キャでボッチのくせにアニメで知らないところがあるなんてまだまだ知識不足だ。


「アニメ??何のことですか」


なんだかますます話がかみ合わなくなってくる。


「ちょっと整理したいんですけど、ここってどこですか」


「ここは猫の国キャットアイランドです」


「いや、そういうことではなくここはどこの国かってことを聞いてるんですけど、、、」


「だからそれがこの国の名前です」


「はああああ!!!!????」


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る