今を生きて血の通ってる中学生の日常がここに

このレビューを読んでいる方は_誰しも12歳から15歳だった頃があると思います。このエッセイを書いている方は今がそうです。とにかく第五回分まで読んでください。

丁寧に感情も交えながら淡々と綴られる文章は軽快で、私は今まで「沢山本を読んでいる方の文章」と誰かが称されているのを目にしたとき、いまいちピンと来ていませんでしたがこの「男子中学生のつぶやき」がそうなのだと思います。

でもきちんと中学生の、何かに歪められたり思想が染まりきっておらず、見たまま感じたままを書いている輝きがきちんとあります。ちゃんと生きて12歳から15歳の時を生きている方の鮮やかな感性で書かれたエッセイなのです。

もし中学生ではなかった場合、若さや青春の感受性を失わず保持している天才だと思います。早く五年後の教科書にのる話を書いた方がいいです。私は文字の書く生き物を言語問わず信じないように生きていきます。

話が逸れました。

時事問題に触れても嫌味や悪意を感じさせず、穏やかな気持ちでいられる文章を書くのは絶対的に貴重なので、こういった方がのびのび出来るサイトでいて欲しいと心から思います。

とにかく第五回分まで読んでください。