『プロロローグ』勇者パーティ世界を救う—— 魔王城を目指して

《勇者パーティ、王都を出て徒歩3分ほどの位置にて… 》



勇:「なぁ…魔王城まで歩いて行くの、ダルくね?」


僧:「何言ってるの、エリック。まだ王都の門を出たばっかりだよ?」


戦:「ふむ、ならばどうする?」


魔:「魔王城なら俺の〝テレポート〟ですぐに行けるぞ?」


僧:「なんで行けるのっ⁉︎」


魔:「なに、むかしちょっと、魔界産の淫書エロ本がどれほどのモノか気になってな…。忍び込んだことがある。ちなみに、『書の内容は実に興味深かった』—— とだけ言っておこう」


僧:「何やってんのさっ⁉︎」


戦:「流石はペドロ。勇者パーティいちのエロリストよっ‼︎」


勇:「まぁ、サクッと魔王城に行けるんならイイじゃねぇか」


僧:「えぇ…」



『魔法使い』ペドロ・フィリアスの〝テレポート〟で、魔王城までの道のりを、大幅にショートカットする事ができると知った勇者たち。


四人はサクッと〝テレポート〟で魔王城に行く事に…。



魔:「む…?ココからだとちょっと、距離があるな。3回に分けて〝テレポートとぶ〟ぞっ‼︎」


勇.戦:「「応っ‼︎」」


僧:「いいのかな、本当にこんなことして…」


魔:「いざ、テレ—— ポゥッ‼︎」


〝シュンッ‼︎〟

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