おはようございます。
「自分が楽しめる物語が作りたい」となれば、わたしは敵でなくあじさいさんパーティの仲間になれそうですね。加えていただけるかは別として。
^^;
応援しています!
作者からの返信
こんにちは。
コメントと応援ありがとうございます。
このはりとさんが敵だなんてめっそうもありません。何なら同じパーティというのも勿体ないです。筆者からすればこのはりとさんは憧れです。むしろこちらの方がパーティに加えていただきたいです。
正直、コメントを拝見したときは「敵? パーティ? 何のこと?」と思いましたが、そりゃそうですよね。これだけアンチテーゼだの現実逃避的だの悲惨だの言っていれば、敵と味方できっちり線を引いていることは明らかですよね。
ちょっと補足しますと、別に他の書き手さんの技量不足をなじりたかった訳ではなく、「読者や特定の人々に対するリスペクトが欠けている態度は好きになれない」ということを言いたかったのです(自分で読み返しても今回のエッセイからそれを読み取るのは困難ですが)。とりあえずタイトルで読者を釣れればいいやとか、ご都合主義な逃避先を用意してやれば読者は喰いつくだろうとか、モラルなんてくだらないとか、思い通りにならない女に用はないとか、そういう考えがちらちらするのが嫌いなんですよね。逆に言えば、主人公が異世界転生していようがその世界で最強だろうが、作品として訴えたいテーマが明確だったり、ヒロインが主人公を好きになることにきちんと理由があったり、極端な出オチでなかったりすれば、割と大丈夫なことが多いです。そこには人に対する最低限のリスペクトがあるはずなので。
このはりとさんの作品について言えば、筆者はまだエッセイの他は『春風散歩』と『いろのひめごと』しか読めていませんが、このはりとさんが他者や人に敬意を払っていらっしゃることが溢れんばかりに伝わってくるので、端的に言って大好きです。
こちらこそ、応援させてください。
今回も長くなりました。
失礼しました。
あじさいさん
おはよう御座います。
姫川翡翠です。
「自分が何度でも読み返したくなる物語」ですか。
つい先日、私も似たようなことをどこかで申し上げた気がします。気がするだけかもしれませんが。
しかしながら同じ志の方がいらっしゃると言うのは思っているよりも心強いものですね。
少々昔のエッセイですが、今もその志が変わっていないこと――この志が「正しい」ものかはともかく――を信じております。
作者からの返信
コメントを下さり、ありがとうございます。
近日中ということで言えば、姫川さんが3月12日付でお書きになったエッセイのお話が、拙作とも似ていると思います。姫川さんは「今の私が何を一番に書いているかですが、自分が書いた作品が『面白い』かどうかはわからないけれど、ちゃんとその作品を『好きだ』と思えることです」とおっしゃっています。
筆者のエッセイにつけ加えて言えば、ここで言う「自分が何度でも読み返したくなる物語」にはいくつかの含意があります。それはたとえば、読み返したときつい読み進めてしまうくらい心地よい文章、後から読み返しても心地よく受け入れられる世界観(基本的な部分に目に余る矛盾や不自然さがない、メインで描かれる登場人物がクズすぎない、展開が不必要に残酷すぎないなど)、何度読み返しても楽しめるテーマ性といった要素です。
実際には、読み返すたびに、文章上のミスやリズムの悪さ、読者にも自分にも思考停止を要求しているような不備が目についてしまうことも多いのですが、少なくとも目標としては、万人受けはしなくても自分で何度でも読み返したくなるような作品に仕上げることを目指しています。もちろん、それは今でも変わりません。
蛇足を承知でお話させてもらいますと、先日掲載して姫川さんにも高評価していただいた短編『パックの寿司、あるいは』は、我ながら何度も読み返したくなるかと言われると微妙ですし、あまり心地よい文章でもないかもしれません。とはいえ、あれは主人公による一人称の語りで書かねばならない物語でしたし、地の文に主人公の人間性を反映させた語り口としては、ベストを尽くせたのではないかと自負しています。
問題はここ数ヶ月書き進めている新作で、軽い気持ちで書き始めたにもかかわらず意外と難航しているのですが、とにかく話が一区切りするところまで持っていって、最終的に「これ、面白いですよ」と自分で自信を持てるくらいには仕上げたいと思っています。