自主企画を始めました。
2020年2月22日
どうも、あじさいです。
無事に届きましたよ、『エラゴン』。
「あー、たしかにこんな話だったような……」と懐かしく思いつつ、作品を初めて読んだ中学生の頃の、思い出さなくても良いことまで一緒に思い出しております。
それにしても、『エラゴン』、十数年ぶりに読んだせいなのでしょうが、ハリポタ以上に前置きが長い印象ですね。
やはりファンタジーというジャンルでは、世界観と雰囲気を構築するための文字数を惜しんではいけないのだと思い知らされます。
まあ、拙作の問題点はスロースタートなことだけではありませんが。
さて、皆さん!
おかげさまで筆者、カクヨム登録から無事に1ヶ月を迎えることができました。
ありがとうございます。
登録1ヶ月と言えば、そう、自主企画ですね。
カクヨムでは、登録から1ヶ月経つと、自主企画を開催することができるようになります。
ただ、筆者は他の方の自主企画に参加させてもらっても、参加作品の何作かをフォローしたり、ちょこっと読んだりすればキャパシティがいっぱいになってしまうので、自分で企画を立ち上げたいとは特に思っていませんでした。
しかし、筆者と仲の良いユーザーの方が、登録1ヶ月のタイミングで自主企画を開催すると聞いたとき、筆者も何かやってみようかな、という思いが浮かんできました。
自分で企画を立ち上げて人と作品を集めて意見交換をするって、何やら楽しそうな気がします。
それに、自主企画と言っても、主催者が参加作品をすべて読む企画ばかりではありません。むしろ、そういう律儀な企画の方が少数派のようです。
そこで、「こんな企画があればいいな」と思えるものが何かないか、考え始めました。
最初に思いついたのは、「眠れない夜のための短編集」でした。
こう言ってはなんですが、筆者がカクヨムを最も強く求めるのは、体は疲れているのに目ばかり冴えて眠れない夜です。
ですから、そういうときに読める短編に集まってもらえると、筆者としては助かると考えました。
しかし、現在開催中の自主企画をよくよく見ていくと、どうやら、そういう短編を
となると、筆者が自分で企画を立ち上げなくても、そういう企画にアクセスすれば、お望みの短編を見つけることができるはずです。
どうせなら他の人がやっていないような企画をやりたい。
というか、そうでなければ人も作品も集まらない気がする。
ということで考えた結果が、「スロースタートだけど感想が欲しいファンタジーの会」です。
自分の書いたファンタジーが、小説投稿サイトにアップするにはどうもスロースタートに思える、という悩みを抱えた書き手さんは、筆者の他にも一定数いるはずです。
そして、どんな作品か分からずに読むのと、Web小説にしてはスロースタートだと分かって読むのでは、読者の捉え方が変わるはずです。
ならば、あえてスロースタートな作品を集めて、参加者同士での意見交換を推奨する企画を作れば、スロースタートな作品を書いているだけでなくそういう作品に寛容でもあるユーザーが集まる訳ですから、書き手さんたちも意見を貰いやすくなることでしょう。
もちろん、ただスロースタートな作品を募るだけではそうでないものまで集まってしまい、一部の作品が埋もれてしまいかねません。
ですが、率直な意見交換を推奨し、内容や日本語の不備について批判的な感想が飛び交う旨を明記しておけば、そこまで多くの作品が集まるという事態にもならないでしょう。
うん、我ながら良いアイディアだ。
ということで、張り切った筆者は、前日から自主企画開催の準備を始めました。
事前に「企画内容」に書く事柄を考えて、Wordに書き起こしました。
「企画の趣旨」という最も重要な項目が空白の少ない長文になりましたが、概要はその前の「こんな作品を歓迎します」「参加者に求めること」という項目に箇条書きしておいたので、問題はないでしょう。
カクヨム登録からちょうど1ヶ月の2月21日、日付をまたいでもしばらくは作成不可の状態が続きましたが、昼にはそれも解消され、筆者は意気揚々と自主企画「スロースタートだけど感想が欲しいファンタジーの会」を開催しました。
2時間ほどで15名の方が参加してくださり、夕方にはその人数が約25名になっていました。
参加者が現れても主催者に通知が来ないのは少し意外でしたが、考えてみれば、企画によっては100人以上が参加するので、いちいち通知するのも良くないのでしょう。
そこまでは順調だったんですよ。
しかし、参加作品を見てみると、どういう訳か、1話で完結しているエッセイあるいはノンフィクションが見つかりました。
スロースタートな作品を募集する企画なのにわずか数千文字の作品が紛れていることには気付いていましたが、企画の開催期間中に矢継ぎ早に投稿される予定かもしれないので、それは大目に見ていました。
ですが、エッセイあるいはノンフィクションとなってくると、完全に企画の趣旨に反しています。
すぐに企画から除外しようかと思いましたが、筆者はここで立ち止まりました。
――ひょっとすると、スロースタートなファンタジーを書いている人たちに読んでほしい内容のエッセイなのかもしれない。
ということで読んでみましたが、元カノがどうしたこうしたという内容で、ファンタジーの「フ」の字も出てきませんでした。1話で完結しているので、当然スロースタートでもありません。
それでもなお、筆者の頭には「せっかく何かの縁で参加してくれたのだから除外するのは忍びない」という考えがよぎりましたが、今後参加作品が増えたときに他の作品を埋没させる原因になるかもしれませんし、残しておくと参加者の方々に示しがつかないので、企画から除外させていただくことにしました。
せめて企画のタイトルくらい読んでからエントリーしていただきたいものです。
これだけでも筆者にとっては新鮮な経験でしたが、この夜(というか昨晩)はもう1つ事件が起こりました。
参加作品を上から下まで眺めて、これなら今夜のテンションでも読めそうだ、という作品を見つけた筆者は、さっそく読み始めました。
その物語の大抵の話(あるいは節)には既に応援コメントが付いていました。しかし、何気なくそれらを開いてみたところ、どのコメントにも書き手さんからの返信がありません。
筆者の企画には参加していただいているので、その書き手さんがしばらくカクヨムにアクセスしていないせいではないはずです。
どういう訳なのかなと気になった筆者は、まだ物語の途中までしか読んでいませんが、コメントを送ってみることにしました。
筆者は既に、日本語の不備をいくつか見つけて、それを書き留めていました。しかし、仮に書き手さんが応援コメントを一切見ない人であれば、こちらからコメントを送っても徒労に終わってしまいます。
別に「文章校正をしてやったんだ、ありがたく思え」という思いはなく、どちらかと言うと自己満足でやっていることではありますが、さすがに、無視されるおそれがあるのに文章校正を続けられるほど図太くもありません。
結論から言うと、その方は企画から作品を引っ込めたばかりでなく、筆者が送ったコメントを削除しました。
愚痴を垂れ流すのも欠席裁判を開くのもあまり良くないとは思うのですが、それでも筆者は書かずにはいられません。
企画内容、ちゃんと読んだ?
「【誤字脱字】や日本語の文法について細かく指摘されても怒らない」作品を募集するって、書いたよね?
「主催者がこんな嫌味なヤツだとは思わなかった」って呟きながら作品を引っ込めるだけなら、まあ良しとしよう。
百歩譲って、何も反応しないというのも分かるものとしよう。
せっかくこっちが丹精込めて作ったコメントをさ、削除することなくない?
いやね、他の自主企画の概要説明を見たとき、常々疑問に思ってはいたんですよ。
説明を無視する人々に対して、主催者の皆さんがやたら強い態度で警告を発していらっしゃるなって。
思っていましたが、まさか、説明を読まずに企画にやってくる人間がここまで腹立たしい存在だったとは。
筆者、カクヨムにはだいぶ慣れてきたつもりでしたが、まだまだ知らないことばかりです。
以上を踏まえまして、今回、筆者から皆さんにお伝えしたいメッセージは1つです。
おそらくこういったトラブルは気を付けていても発生するものだと思いますので、自主企画を開催するなど矢面に立つ際は、どうぞ心を強く持ってください。
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