繁子が画用紙に乳首で男性器の絵を描いていると、息子の繁雄が高校から帰宅した。玄関まで出迎えに行くと、繁雄は靴を脱いでいるところで、酷く疲れた顔をしている。

 そこで繁子は下半身も裸になった。

「繁雄、ママの尿を飲みなさい」

 繁雄は目を輝かせた。素早く服を脱ぎ捨てて全裸になり、四つん這いになって大口を開ける。繁子は股を開いて中腰になり、息子の口を目がけて放尿を開始した。絵を描いている間ずっと我慢していたので、尿は勢いよく放水された。繁雄の喉仏が規則的に蠢き、口腔に溜まった尿を胃の腑に送り込む。

「繁雄、今日の夕飯はなにがいい?」

 繁子は放尿を続けながら問うた。繁雄は「ブリのアラ煮」と答えようとしたが、口腔が尿でいっぱいだったため、むせてしまい、液体を盛大に吹き出した。玄関一帯は繁子の尿でびしょ濡れになった。

 繁子は放尿するのを止め、繁雄を睨みつけた。いきなり息子の背に跨り、彼の青白い尻を平手で打ち始める。掌が臀部に衝突するたびに、小気味いい音が鳴り、繁雄の尻の穴から屁が放出された。繁子は愉快な気持ちになり、スナップを利かせてリズミカルに叩き始めたが、その直後、息子の肛門が凄まじく汚いことに気がついた。どうしましょう、と思っていると、玄関のドアが外側から開いた。

「こんちはー。『ダンボ・クリーン・サービス』でーす」

 現れたのは、全裸の、象面人身の男。

「只今サービス期間中につき、お伺いしたお宅の汚れたところを、どこでも無料でお掃除させてもらってまーす」

 そう言って、象男は己の肛門に刺さっていた一本の棒を抜き取った。臙脂色の歯ブラシだ。

 象男は、ブラシの部分に多量に糞便の付着したその棒を、繁雄の肛門に深々と挿入した。

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