第3話

映し火


私を殴る前に　想いを見よう

温めた涙が別れぬように

貴方を包むように　触れてみよう

照れ臭く背中をさするように


私を嫌う前に　愛を見よう

避けている道に花が咲くように

貴方を想うように　横にいよう

小さな手が未来を作るように


僕も君も同じ人間だろ

この世界では姿を映さぬ

ただ分かれた愛の子供

動く想いも同じ意味なんだろ

この心は私の映し火

ただ知っている　それだけさ


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る