第3話
スラブ帝国艦隊はF‐01型フリゲート10隻、モスクワ級巡洋艦2隻、S‐03型潜水艦6隻が3月18日に北海に展開した。
ユーロ連邦艦隊はアークロイヤル級2隻、防空巡洋艦ベルリン級12隻、防空フリゲート01級25隻、U‐1級潜水艦6隻、ノーチラス級潜水艦3隻が3月14日に展開した。
両艦隊は3月20日には300キロまで接近していた。
ユーロ艦隊旗艦アークロイヤル
ユーロ艦隊打撃艦隊の司令官は戦闘機パイロット出身のヘルマン・リンドロフが司令官を務める。
艦隊の全容は空母アークロイヤル、プリンスオブ・ウェールズ、防空巡洋艦ベルリン、パリ、エアフルト、フランクフルト、リヨン、マルセイユ、ナント、ハーグ、アムステルダム、ブレーメン、ナポリ、トリエステ、防空フリゲート01~25までで輪形陣を形成した。潜水艦9隻は艦隊の前衛として展開した。
「本艦所属の早期警戒機が敵艦隊を探知しました。本艦隊から30°280キロ地点です。」
「プリンス・オブウェールズに連絡、攻撃隊を編成し準備出次第発艦せよ。」
ラファール艦上戦闘攻撃機25機、ミラージュ2000艦上戦闘機12機が出撃した。
攻撃隊発艦後、ユーロ連邦本国からの哨戒機P‐8哨戒機は連邦艦隊から50キロ地点でスラブ帝国潜水艦を探知し連邦艦隊からは哨戒ヘリ12機が出撃し潜水艦を探知した地点まで進出した。
スラブ艦隊旗艦モスクワ
司令官はウラジミール・モロゾフで対艦ミサイル至上主義であった。
「敵艦載機レーダ探知!」
「敵艦載機捜索用レーダ波!」
「艦載機反転!敵ミサイル発射した可能性が高い!」
「ミサイルシーカー波探知!数120以上!」
「敵艦隊概略方位300°対艦ミサイル全弾発射!」
対艦ミサイルは計30発を発射した。
「敵ミサイルまで200キロ!S10ミサイル発射!」
「第1目標から第8目標撃墜!」
「距離150キロ!」
「さらに第9目標から第18目標まで撃墜!」
「距離50キロ!」
「主砲対空戦闘用意!」
「短距離ミサイルS15射撃用意!」
「S15第1弾発射!」
「第2弾発射!」
「第19目標から第25目標撃墜!」
「主砲撃ち方始め!」
130ミリ連装砲は130ミリ砲弾を同時に打ち出し1分間で30発を発射できる。
「第26目標から第30目標撃墜!」
「機関砲で対処!」
「第31目標から第38目標撃墜!」
「衝撃に備え!」
モスクワには対艦ミサイル15発が命中し大破した。さらに来るクルスクには20発命中し同じく大破し他の汎用フリゲート3隻は沈没、3隻中破、4隻は1発ずつ命中し速力が低下し戦闘力は低下していた。
司令官は死亡し残存艦艇は沈没した艦の乗員の救助を行なっていた。艦隊の壊滅を受けスラブ帝国は空軍基地から戦略爆撃機15機に対艦ミサイルを満載し長距離戦闘機40機による護衛をつけ北海に展開した。
連邦艦隊
「敵艦隊により対艦ミサイルが発射されたようです。」
「何分後に本艦隊に到着する?」
「約10分後には到着します。」
「レーダー封止解除最大出力で捜索!」
「敵ミサイル群探知!数30!」
「直掩の戦闘機隊に迎撃にむかわせろ!」
「対空戦闘用意!」
「超距離対空ミサイル発射!」
「各艦対空ミサイル発射!数30!」
「着弾まで1分!」
「主砲対空射撃用意!」
「FCレーダー指向!」
「射撃準備よし!」
「25発撃墜!」
「短距離対空ミサイル発射!」
「6発発射!」
「命中まで40秒!」
「4発命中!」
「主砲撃ち方始め!」
主砲が射撃開始した
「1発撃墜!」
「残り1発!」
「近接防御火器射撃開始!フレア、チャフ発射!」
「撃墜確認!」
「対空戦闘やめ!」
「早期警戒機より敵艦隊壊滅。北東より敵爆撃機接近!」
「しかたないF-32ステルス戦闘機隊を発艦させろ!」
「兵装はすべて対空ミサイルで構わない!」
「いそげ!」
アークロイヤル艦内にステルス戦闘機隊は2個飛行隊が搭載させれおり2個飛行隊が出撃体制に入る。
「ステルス戦闘機隊が発艦するまでの時間を稼げ!」
「打撃艦隊の出撃中の戦闘機隊に爆撃機迎撃に当たらせろ!」
「防空巡洋艦はレーダー出力最大!」
「防空輪形陣形成!」
「対空戦闘用意!」
被弾した艦隊は離脱した。
本国より出撃したF‐14戦闘機10機、F‐16戦闘機30機が戦闘区域に到着しており打撃艦隊からの報を受け早期警戒機と情報データリンクを繋げ長距離対空ミサイル60発を発射した。
早期警戒機による対空ミサイル誘導が行われすべてが爆撃機編隊に向かった。
ロシア編隊
「ミサイルシーカ波探知!」
「赤外線ジャマー作動!各機散開!」
戦闘機は散開しフレア、チャフを展開するが次々と撃墜されていく
最終的に40機の内25機が撃墜された
「敵艦隊を射程に捉えた。各機対艦ミサイル発射!」
80発の対艦ミサイルが発射された
ユーロ艦隊
「敵航空機反転!対艦ミサイル発艦したものとみられる。」
「ミサイルシーカ波探知!」
「電子妨害最大出力!」
「SM‐2発射!」
各艦から長距離対空ミサイルが発射し対空ミサイルを迎撃していく
防空フリゲートも全艦ミサイル迎撃を開始し次々と迎撃していく
「敵ミサイル残り8発!」
「近接防御兵器作動!チャフ、フレア発射!」
「最大船速!取舵一杯!」
ミサイルを自動防御火器がミサイルを撃墜していく
エアフルト、ブレーメンに2発ずつ命中し浮力保持困難になり総員退去命令により沈没した。
海戦はユーロ艦隊の勝利で終わった。陸戦でも大規模な会戦が行われようとしていた。
覇権戦争 atsuya @okano1028
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。覇権戦争の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます