偽教授堕天杯 結果発表&寸評
はいどーも、はじめましての方ははじめまして、そうでない方は毎度ご贔屓に。実はいま引っ越しの関係でスマホしかなくてこれを編集する作業が面倒でならないのですが(講評を書くのが面倒なわけではない)、暇だけは持て余しているのでがんばっていきます。では早速、寸評から。
天使と堕天使と悪魔の噺/紫陽_凛さま
https://kakuyomu.jp/works/16818093086460329022
なんかピリッとしない。プロットそのものはまあ悪くはないんだけど、この堕天使を自称する男の、たとえば業の描き出し方とかにもうひと工夫の余地があったかなと思う。
三度の堕天/驢垂 葉榕さま
https://kakuyomu.jp/works/16818093087103157638
ユダを語り手にした一人称小説を、堕天というテーマへの打ち返しに持ってくるセンスは評価したいんですが、何しろ太宰のパスティーシュというのはその出来栄えを太宰本人のあの神才と比較されざるを得ないという難しい問題があるわけで……まあ、努力賞といったところですね。
Wings to Fly…/瑞崎はるさま
https://kakuyomu.jp/works/16818093087376321099
8000字もあるわりには有るべき情報が欠けていて、かと思えば8000字しかないのに世界観を広げすぎている印象もあり、全体的に情報の開示の整理がうまく行っていない印象を受けます……が、主人公コンビのキャラ立ちは悪くないですね。むしろ好き。たぶん、根本的にプロットが長編向きだったんだろうと思います。
聖餅を持った堕天使処理者に関する注意書き(私の後に堕天する者はこれを読むべし)/広河長綺さま
https://kakuyomu.jp/works/16818093086142484787
まったく先が予測できない作品だった。面白かった。こういう作品が突然来たりすることがあるから偽教授杯はやめられないのです。
天使の死にかけ/尾八原ジュージさま
https://kakuyomu.jp/works/16818093087552837301
シュール小説。かなりお題解きに苦戦したのだろうなということはよくわかります。すまん。でもまたやる。
というわけで寸評は終わりです。今回はすんなり決まりました。
どぅるるるるるる(自前ドラムロール)
でーん
偽教授堕天杯、グランプリは!
広河長綺さま『聖餅を持った堕天使処理者に関する注意書き(私の後に堕天する者はこれを読むべし)』に決定です!おめでとうございます!どんどんどんぱふーぱふー
では今回はこれで終了です。いまやってるやつは輪をかけて難しいお題ですが、そちらもよろしく。
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