偽教授朱夏杯 結果発表&寸評
はい、ちょっと遅めになりました朱夏杯の結果と寸評ですよ。まずは寸評一覧から。
く/ポテトマト
https://kakuyomu.jp/works/16817139556458241927
いまいち夏しちゃえてないです。それはそれとして凝ったことをしたかったのは分かるんですが、だったらもうちょっと長尺を取った方がよいです。3000文字尺の掌編で、この複雑な構成はあんまりおすすめしない。
ぱいなつぷる/紫陽_凛
https://kakuyomu.jp/works/16817330662092100291
ボンですね。西ドイツの古都(ありがちなボケ)。内容そのものは特に何がどうというほどのものでもないと思うけど、盆時期の夏の匂いが漂ってくるような美しい掌編でした。お題に対する回答としてはかなり強い。
ブラッディサマー☆シューティングドルフィン/鍵崎佐吉
https://kakuyomu.jp/works/16817330661414717905
お題に対する回答としてはちょっと凝りすぎ。多少的から逸れている。でもさらっとこれだけのものを書いてくるのは熟練の技を感じる。
晩夏に棄てる/十余一
https://kakuyomu.jp/works/16817330662210009234
だいぶ夏しちゃってるとは思うんですが、他の企画とのコンパチである都合上、ちょっと狙ってる範囲が広すぎたかなという気がする。文章力はかなりのものですが、文章力を競う企画ではありませんもので。
とんでうたえよ夏の宵/田辺すみ
https://kakuyomu.jp/works/16817330662683741989
舞台は夏なんですが、これは朱夏じゃなくて青春。なによりもそれを思う。青春小説としてはまあよく書けているんですが、朱夏杯なのでだめです。
夏の予言/尾八原ジュージ
https://kakuyomu.jp/works/16817330661249784124
上手いんですけど、これも朱夏じゃなくて青春。それにつきる。あと、ちょっとテーマに対してど真ん中を狙い過ぎかなという感じがある。ボウリングでいうとスプリットです。
亡霊は帰る、遥か入道雲の向こう側/森本 有樹
https://kakuyomu.jp/works/16817330662937971613
とてもよい小説だと思うのだが、夏☆しちゃってるか、というと正直微妙かな……もしかしたらなんかフライト系の専門的な何かで夏でないと成り立たない話の構造になってるのかもしれないけど素人のおれにはよく分からない。でもよい小説。
で、今回のグランプリですが、こちらですね。
紫陽_凛さま『ぱいなつぷる』
https://kakuyomu.jp/works/16817330662092100291
いちばん『夏☆』しちゃってました。それで決まりです。
今回は各賞を出します。
『空舞賞』
森本 有樹さま『亡霊は帰る、遥か入道雲の向こう側』
https://kakuyomu.jp/works/16817330662937971613
テーマ点はともかく作品点が高いのでこういうことにしました。
以上で朱夏杯は終わりです。
いまやってるやつもよろしく。んじゃ。
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