自分の頭が意味不明

@zklo000

引きこもり願望の夢

視点:一人称

登場人物:自分、母親、ゾンビ

見た日:中学時代


朝、いつも通りに学校へ通おうと家から一歩出たときのことである。地面からゾンビが湧いた。何の前触れもなく湧いた。

びっくりして玄関を閉め、一旦心を落ち着ける。きっと幻覚を見たのだ、そう思いもう一度玄関を開ける。何もいない。なんだ、寝ぼけてたんだ、そう思いながら一歩踏み出す。ゾンビが湧く。ものすごい勢いで玄関をしめた。

家から出たらゾンビが湧くから学校休めるなと考えていたら、母親が学校に行かない自分を心配してやって来た。事情を説明し、学校に行けないから休みたいと訴えたが、そんなこと起きるわけ無いだろう、本当にそうならどうして襲ってこないのかと言われる。確かにと思っていると、母親が玄関を空け外に出ようとしているではないか。止めようとしたその時、開いた玄関から、地面から湧いたゾンビが母親を見たとたん、間違えたとばかりに引っ込んでいくのが見えた。私は頭にクエスチョンマークしか浮かばず、母親は何もないじゃないかと玄関先を少し歩いて中に戻ってきた。

見送ってあげるから早く学校行きなさいと母親に言われ、しぶしぶまた玄関を開け、外に出たとたん、待ってましたとばかりに勢いよくゾンビが飛び出してきて目が覚めた。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

自分の頭が意味不明 @zklo000

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ