第7話 初めての事!

さーて!

やっと魔王とかの話も終わったし、とりあえず武器屋とスキル屋に行かないと!


こうして私はスキル屋と武器屋に行く事にする。

武器屋の方が移動時間が短く、見た目の方が重要なので先に武器屋に行く事にする。

これでもいちよう私は女だからね。

装備も可愛いのにしないと!

武器屋の移動にはそんなに時間はかからなかった、だいたい5分程度で着いた。

武器屋のお姉さんはやはり、NPCではなく1人のユーザーであった。


「あのー、武器と防具を買いに来たのですがどんな武器と防具があります?」


ミズが武器屋のお姉さんに聞くと、武器屋のお姉さんは「武器は売ってありますが防具は別の所でしか売っていません」と言われたのでまずは武器だけを買う事にする。

大魔王にならないといけないのでレベルアップなども早くしないといけない。

つまり、攻撃力ができるだけ高い武器にしないと行けない、そもそも武器に攻撃力だけしかないのか、武器に応じて耐久力や熟練度などあるかもしれない。

そんな事を考えながら武器の一覧を見ていると明らかのレベルの低い武器しかないのである。

例えば


木剣

レベル2

攻撃力 20

他要素なし


鉄剣

レベル5

攻撃力 50

他要素なし


などとにかくめちゃくちゃ雑魚い。

下の方にスクロールしても無駄に弱い武器が山ほどある。

その中でもレベルが少し高く使えそうな武器は2つあった。


焔剣バキソード

レベル20

攻撃力 200

他要素

クリティカル可能、魔法一部可能、炎耐性


凍剣ファブルソード

レベル20

攻撃力 200

他要素

クリティカル可能、魔法一部可能、氷耐性


2つともまぁまぁ強そうなので迷ったが私は昔から水色が好きだったので凍剣ファブルソードを買う事にした。

武器の色は完璧に水色であり、持ち手の部分は黒である。

ちなみに現在の所持金は15000ゴールドあり

この剣を買うには2000ゴールドいる。

レベル60のスライムを倒したおかげでかなりゴールドが手に入った。

こうして武器を買うとミズはすぐに真横にある防具屋に移動し、男のユーザーに話しかける。

防具も同じで基本は弱い防具ばかりだが、下の方に少し強そうな防具が2個ほどあった。


炎焰鎧ボルスボロアーム

レベル25

HP 2500

防御力 250

他要素

敵物理攻撃のヒット確率ダウン

敵魔法攻撃のヒット確率ダウン

炎耐性、素早さ通常


凍瑞鎧コルフィアアーム

レベル25

HP 2500

防御力 250

他要素

敵の物理攻撃のヒット確率ダウン

敵の魔法攻撃のヒット確率ダウン

氷耐性、素早さ通常


武器と同じ属性の武器であり、多分だが武器と防具の同時購入がお決まりのパターンかと思い、もちろん私の好きな水色の防具の凍瑞鎧コルフィアアームを5000ゴールドで買う事にする。

もちろん色は水色に少し黒などを足したかなり可愛い防具だ。

中々高い買い物ではあるが今後の攻略を進める際には仕方の無い事である。

そして武器と防具を購入したミズは、最後にスキル屋に移動するのである。

スキル屋では基本的に自分が使えるスキルや物理的なスキルではなく、誤魔化しや透明化や瞬時移動などの非物理的スキルも売っているのである。



スキルを購入するゲームは今までもなかったなぁー

そもそもこのゲームステータスがシンプルすぎてびっくりしたよ。

まぁ覚えやすいからいいけど……


少し文句か褒め言葉か分からないがひたすら心の中で話すミズはその間にもスキル屋に移動し、女のユーザーに話しかけスキルを見ていたのである。

スキルはだいたい1個2000ゴールドと今の所持金では結構お高いものである。

しかもこのスキルは全て下位のスキルであり、まだ中位と上位と稀位などがあるらしい。

ほぼ全ていいスキルだったが残りの所持金の事も考え、スキルを2個買う事にする。

1つ目は、言語能力

2つ目は、経験値獲得率アップ1

であり、言語能力に関してはよく自分でもわからない所はあるがこのスキルがあるという事は言語が違うエリアもあるという場所なので絶対必要となる。

もう1つの経験値獲得率アップ1は普通に経験値が一定の確率で倍貰えるということでレベルは1だがないよりある方がいいと思ったので買った。

これで武器と防具、そしてスキルも揃ったので今日はとりあえず寝る事にしよう。

明日は土曜日なので朝からバンバンやって明日の夜にはレベル100目指す事にする。



このゲームやっぱり面白いなぁ

そういやー装備買っただけでまだ来てないや……

まぁ、もう眠いし明日の朝に装着して見よ!

可愛いなと言いなぁー


そうしてミズはゲームをやめ、寝る事にするのである。

だが、このゲームの恐ろしい所はここからだということをまだミズは知らなかったのである。








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