食べちゃいたいほど好き❤️

ぽよよん.

第1話

「ねえ?」

「なに?」

「私のこと、食べちゃいたいほど、好き?」

 彼は少し驚いていたが、少し間があって答えた。

「ああ…」

「私もっ!」

 私は彼の心臓のあたりを、思いっきり刺した。


 彼を解体して、大切に冷蔵庫、冷凍庫に保存する。

 そして、大切に、少しづつ、丁寧に調理して、食べる。

 幸せ…。


 彼がいなくなった。


 街を歩く。なかなか、食欲をそそる男性って、いないのよねえ…。


 ある日、私は、ふと姿見で自分を見た…


 あ…、好き…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

食べちゃいたいほど好き❤️ ぽよよん. @xjw

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る