遺書日記(本編)
とーま
1月24日 金曜日
今日はあった出来事を箇条書きでまとめると。
・チキッて自殺失敗。
・時間潰しのために図書館に入り浸る。
・面接があると嘘をつき、また図書館に入り浸る。
・マイティーチャーの素晴らしい機転により、一週間ずる休みしていていたことが母にバレる(本当は2週間)
・母マジギレ、説教タイム
ざっとあげるとこんな感じだ。
ここで、色々母さんに言わなきゃいけないことがある。疑問に思ったことだろう、面接についてだ。正直に言うと、そもそも履歴書を出していない。なので、面接なんて出来ようがないのだ。
嘘をついていたことはまだある。
休んでいた期間と、欠席理由だ。先ほどもいった通り私は二週間休んだ。そして、その内一週間はインフルエンザと偽って休んだ。なぜインフルエンザにしたかというと。どうせ死ぬから証明書なんていらないし、母が実際にインフルエンザだったからだ。ここがバレなかったのが、本当に不幸中の幸いだった。やはり、私は運がいい。
そして、最後に来週は学校に行くといったが、あれもウソだ。その前に、私は死んでいるだろうからだ。
一応明後日の朝飛び降りようかと思っている。だが、ひとつ問題なのが、明後日、卒業袴の撮影があるのだ。そもそも、死ぬからそんなの意味ないのだか…。
私はきちんと、スーツでいいと言った。なんども。卒業できる気がしなかったためだ。その予感は見事的中したが、なんと母は言うことを聞かず、袴をレンタル予約してしまった。カネを払って。まあ、母が望んだことだったので、私は悪くないのだが。一応私も人の子である。罪悪感が半端ない。
あ、あとそもそもなぜ明後日なのかというと、たぶん私はそれまでに母にボロクソ言われて死にたくなるからだ。いわば、心の寿命みたいなものだ。母は良くも悪くも追い込み上手なので、どんどん心が削られてあっという間に死にたくなる事だろう。まあ、ある意味感謝かな。
今日はここで終わりにします。こんなに短い日数で書く日記は恐らく初めてだが、楽しんで書いていけたらいいと思う。
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