かさぶた
笑わせる為に
風が吹くのか・・
さみしいほどに痛みが引いて
胃の腑がとてもこそばゆい
もう君に伝える絶望も
ここに残ってはいないから
離れてゆくなら
どうぞ
この手の
触れ得ぬ場所まで・・
剥がれてゆくのだ
あなたの声も
冬の風の中 とばされたまま
戻らない私が
また生まれ出づる為に・・
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