女子に人気者な俺がボッチ陰キャ女子にだけ好かれていないのだが

瓢水カケル

第1話 入学式の始まり

みんなは、理不尽な世の中だと思うことはないか?

なんで俺だけうまくいかないだよ。

俺だけが怒られないといけないんだよ。

なんで俺は、あいつより練習いっぱいしてるのにあいつのほうが上手いだよ。

などなど、いろんな理不尽な事がある世界だが。

みんな、そんな事を思いながら生活してる人が大半だと思う。

でも、俺は違う、何故なら俺は完璧すぎる男だからだ。

俺の名前は、黒沢 涼くろざわ りょう 高校一年生だ。

自分で言うのは少し恥ずかしが、俺は完璧すぎる男なのだ。

スポーツ万能、勉強しなくても学年一桁取れる、顔はイケメン、         身長は、百七十八センチ。

とりあえず、俺は完璧男なのだ、中学の時、 一日六人に告白されていた。

そして、卒業式が終わった後、ボタンを 下さいと、女子半分以上の人から言われて じゃんけん大会が始まったのだ。

あの時は、さすがの俺でもびっくりした。

特に、モテル俺だったので、女子と付き合いたかったのだが、付き合った女性が 女子の人たちがいじめになる可能性があったので、俺は付き合った事はない。

だが、女子とは良く遊んだりしていた。 そりゃ、年頃の男の子ですもん遊びますよ。

たしか、ファンクラブ見たいのもあった気がする。

俺はそんなことをしながら中学の時過ごししていた。

そして、俺は今日、高校性になる。


「おはよう、兄さん」

俺は、ベットで寝ていた時、誰かの声が聞こえてきた。

俺は、目を開けると、そこには俺の妹がいたのだ。

黒沢 美琴くろざわ みこと  中学三年生だ。

美琴もすごくかわいいのだ。

髪型は、とてもさらさらしている ロング髪で、目は、タレ目をしている。

身長は、百五十センチぐらいだ。

俺は、目をこすってから美琴の顔を見た。

「おはよう、美琴」

美琴は、もう学校に行く準備を終わらせている。

美琴は、昔から起きるのが誰よりもはやく、よく朝ごはんや弁当を作ってくれている。

両親二人とも、仕事の用であまり帰ってこないことが多い。

その代わりを美琴はしてくれていて、とても感謝をしている。

「兄さん、もう八時になりますよ、早く制服に着替えてください」

「今日、入学式なんですよね? 初日から遅刻はダメです」

「お父さんとお母さんに迷惑かけないでくださいよ?」

父も母も会社を色んなところに建てており、すごい人らしい。

お金ももちろんある、だが、俺には使うことがなく貯まってしまう。

妹も友達と遊ぶ時以外しか使わない。

「すまないな、すぐ着替えて下に行くよ」

「わかりました、早くお願いしますよ」

美琴は、そう言って俺の部屋から出てった。

まったく、俺はいつも妹に迷惑かけっぱなしだな。

自分で起きれるように頑張ろう。

俺は、ベットから立ち上がり、制服をかけているところに向かい着替えた。

その後俺は、下に降りてリビングに向かった。

テーブルには、朝食が置いてある、まだ出来上がったばかりのおかずがある。

制服の上にエプロンを着てる妹がエプロンを脱いでから椅子に座った。

「兄さん早く座ってください」

「すまんすまん」

俺は、すぐ椅子に座り、手と手を重ねて お互い「いただきます」と言った。

美琴は卵焼きを一口食べた後俺に話開けてきた。

「兄さん、今日何時ぐらいに帰ってきます?」

美琴が俺に聞いてきたので、俺は考えてから言った。

「そうだな、四時くらいかな?」

「わかりました」

「なんかあったか?」

俺が聞くと美琴は味噌汁を飲み終わった後言った。

「今日は、お父さんもお母さんも珍しく帰ってくるので何か夜ご飯豪華なものにしようかなと思ってたんです」

「だから、兄さんと一緒に出掛けて買い物しようかなと」

「そうなのか、今日帰ってくるのか」

「わかった、早めに帰れるようにするよ」

「はい、お願いしますね」

俺たちはご飯を食べた後、玄関に行き外に出て鍵をしめた。

「それじゃ、兄さん私は左方向なので」

「おう、気をつけて行くんだぞ」

「はい、ではまた」

美琴は後ろを向いて学校に向かった。

俺も行くか、美琴とは別の方向に向かって進んだ。

俺は、さっきも言ったとおりイケメンなのだ。

たまに、会社に行く女性の人たちも俺に見とれてる時がある。

俺の通う学校の名前は、所木沢ところぎざわ高校に行く。

偏差値は普通より上で、俺たちが学校に入ったら全校生徒千人になるらしい。

女子生徒が多く、男子生徒はとても幸せな場所だとは思う。

俺は、十五分くらい歩いたら所木沢高校が見えてきた。

そこら中に生徒がいる。それにしても、俺友達できるかな。

俺は、女にモテるけど、男子には人気がない。

何故かと言うと、俺がモテるからだ。

中学の時『俺あの子好きなんだよね』と同じ学級の男子がそんなことを後ろから耳にした時だった。その男子生徒の友達が『なら、今日告れよ!』『お前ならいけるって!』など言っていた時だった。

俺は、好きな子いるのかいいなって思っていたら、放課後その男子生徒の好きだった女子から告白された。

もちろん振った、その次の日男子生徒が俺の事をにらみながら一日送ったのを今でも覚えている。

でも、俺は悪くないと思った。

俺は、別に付き合ったわけでもないし、好きだったわけでもない。

ただ、あっちが告白をしてきただけだからだ。

なぜ俺がにらまれなくてはならないんだ。

にらむなら女子をにらめと俺は思った。

でも、俺は慣れているから別にいいのだ。

俺も好きな人が欲しいと思っている。

俺がもし好きな人がいたら、百パーセント成功すると思っている。

なぜなら、俺はイケメンだからだ。

そして、学校に着き、玄関に入るとそこにいる女子生徒は俺の事をずっとみてくる。

こんな声も聞こえてくる「あのイケメン誰?」「すごい、イケメン」「私一目惚れしちゃった」

など色々な声が聞こえてきた。

学校用の靴に履き替えてから教室に向かう。

まったく、俺はこんなに人気ものになったら男子から嫌われるだろ。

俺は、男子友達が欲しいと心のそこから思う。

俺は、四つクラスがある中で俺は一組のクラスだった。

俺は、教室の前で深呼吸をする。

よし、俺の高校生活の一日目がスタートだ。

俺は、ドアを開けた、みんな入学式初日だからなのかすごく賑わっている。

俺が入った瞬間女子生徒は、しずかになり俺の事を見ている。

男子たちは、普通に話している。

女子からまたこんな声が聞こえてくる。

『あの人わかる?』『知らないよ、すごくイケメン』また同じ声が聞こえてくる中俺は、自分の席に着く。

俺は、席に座り、一回ため息をした後、俺の右隣の女子がヘッドフォンをしながらスマホをいじっている。

この人俺に興味がないのか?

俺は、この人の事を少し見ていた。

横から見ていると眼鏡をかけていて、髪型は、さわやか色をしている髪色で髪の短さわショート。

すごく、集中していて誰にも興味がなさそうな感じをしている。

少したってからドアが開き、先生が来た。

「みんな席につけ!」

みんなは、自分の席に着いた。

「よし、始めました私がこのクラスの担当を持つ、長澤 亜実ながさわ つぐみだ。」

「よろしくな」

すごく男口調だな、でも先生はすごく綺麗な先生だった。

スーツ姿で髪を縛っている真っ黒の髪。

男子生徒はすごく喜んでいるとわかった。

『おい、あの先生超美人じゃね?』『すげー、美人だよな俺このクラスでよかったわ』など小声で言っているつもりだが、教室は静かなので聞こえる。

先生はその男子生徒が先生の話をしているので先生は指をさした。

「おい、そこの名前なんだ?」男子生徒の一人が名前を聞かれてすごく驚きながら言った。

「はい! 菊池 健二きくち けんじと言います!」

席を立って大きな声で自分を名乗った。

先生はすこし怒り《いか》目をしながら言った。

「よし、健二お前は私に惚れたのか?」

急にそんなことを言った。

その健二は大きな声ではっきりと「はい! 惚れました!」

みんな健二を見てざわつき始めた。

先生は普通の目に戻り正直に健二に向けて言った。

「よし、健二お前は正直によく言ったな、勇気ある男だ」

「でも、先生は大人な男性が好きなのだ」

「ごめんな、お前の気持ちは受け取れん」

はっきりと振った、すごいなこの先生。

「男子ども、私に告白するなら成績がよく、運動もよく、金あるなら告白してこい」

「そしたら、考えてもいいだろう」

「以上だ」

先生はすごく堂々としており、とても嘘だとは思えなかった。

これが、大人の女性かと思ってしまった。

先生はこれから始まることを説明した。

「今日はとりあえず入学式あるからこれ終わったら体育館に行け」

「その後、お前らがどれだけ点数取れるか見るためテストをする」

テストっていう言葉にみんなは「えーーーー」と言ったりため息をしたりしてる人もいる。

「みんな、黙れ!」

先生は大きな声で言った。「嫌だよなテストなんて私も嫌だよ」

「でも仕方ないんだよ、ここの学校決まりなんだ」

みんなは、黙り先生の言葉を聞いて静まり返った。

「以上だ、なにか質問は?」

みんなは静かになり「よし、体育館に行くぞ」

先生は教室を出て行った。

その後また、騒ぎ始めた。俺はまた横の女子を見るとヘッドフォンしながらまた スマホをいじっている。

誰もこの子に近づかない、もしかしてこの子ぼっち陰キャなのか?

俺がそんな事を思っているとクラスにいた女子が俺のところにきた。

「ねえねえ、名前なんて言うの?」「どこ中学だったの?」と色々質問してきた。

俺は、質問を返してたら横にいた女子が立ち上がり教室を出て行った。






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