ここに証拠が揃っているの!! いい加減にして!!

一ノ瀬 彩音

第1話 婚約破棄ここにありっ!

私は婚約している人がいるのですが、その婚約者が

私には内緒である事をしているのです。


それは婚約者にも関わらずに別の女性とお付き合い

しているという事です。


どうしてそんな事を知っているかというと、私が独自に

調査をお願いしている機関がございまして、その結果が

きて黒という結果でした。


黒という事はいけない事なのでここには証拠も揃っている。


これで私は婚約破棄出来るというものですが、正直

言いますとあんまりしたくはありません。


しかし、こればっかりはどうしようもないので婚約破棄

するしかないという感じです。


そこで私はお電話して司に某場所まで来るように伝えると

司は了承してくれて私もすぐさま某場所に向かいます。


某場所に到着した私は司を探しているのですけれど、

司はまだ来ていない様子でした。


数分後、司が来たので私は早速、お話する事にします。


「司、どうして呼ばれたかわかってるのかしら?」


「わからないな」


「あっ、そう」


私は鞄の中からある物を司に渡します。


「これは何だ?」


「よく見なさいよ」


司はある物をよく見てると司はこう言ってくるのです。


「こんなものをいつの間に」


「これだけじゃないわよ」


まだまだある物を司に渡します。


「げげっ、こんなにも」


「ふふっ、どう? これだけ証拠が揃っていれば言い逃れは

出来ないわよ」


「ちっ」


「何舌打ちしているのよ」


「まぁ、何だ、これは不確定要素だ」


「何が不確定要素なのよ」


「俺には関係ない事だ、人違いだろ」


「そんな言い訳するのね、見苦しいわね」


「というかな、こんなの見せられても俺には関係ない」


「まだそんな事を言うのね」


私は鞄の中からある物さらに取り出して司に渡します。


「何の冗談だ、やめろ」


「やめません」


「くそっ、ここまでするとはな」


「どう? まだ言い逃れするつもりなのかしらね」


「何度も言うが俺には関係ないし、ただそこを通ってただけだろ」


「まだそんな事を言うのね」


「知ったことか」


私はこれだけの証拠を見せているのにまだ言い逃れしているので

私はいい加減にうんざりしているのです。


「司」


「何だ」


「いい加減にして!! 証拠は揃っているの!!」


「揃っているのはわかるが確証はあるのか」


「そこに司に見せた物が証拠じゃない」


「確かにそうだな」


「悪いけれど、婚約破棄させてもらいます」


「そんな事を言っていいのか」


「ええっ、後悔しません」


「そうか、わかった」


「それでは、さようなら」


「そうだな」


私は婚約破棄を司に告げると司はそこまで言わずに婚約破棄を

受け入れてくれた。


こうして、私の大切な恋愛は終わりを告げた。


男性って見苦しいし、頼りないのでこれから女性と恋愛

しようかなって考えています。


その方が賢い選択ですよね。

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ここに証拠が揃っているの!! いい加減にして!! 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019

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