第14話 コピー屋さんへゆくために(コピー下準備)
データはそろった、紙を出せ。
まず、なぜ家のプリンターではなくコピー屋さんを利用するのか、について。
ご存じのとおり家庭用のプリンターはそのほとんどがインクジェット方式で、コピー機は印刷にトナーを使っています。
やはり印刷の仕上がりはメリハリの効いたトナーがいいな、と感じたことが理由のひとつ目です。
ふたつ目はコスト面です。小説のコピー本ですからモノクロ印刷でよく、家庭用プリンターとコピー機を比べたならプリンターの機種、コピー屋さんの選び方によっては大差がないことがわかりました。
ですが機械は消耗品です。大量に印字する今回、やはり家庭用は原本のみで温存したほうが別の面でコスト削減か、と考えコピー機を使用することにしました。
いずれにせよご自宅で全て済ませておられる方もいらっしゃるので、
・コスト
・仕上がり
・時間(コピー屋へ行っている暇がない)
から、ベストを見極めるのがいいのではないかと感じています。
次に、コピー用原本について。
両面印刷しておくと紙の節約にもなり、面付けの確認にもなるため便利かと思いきや、裏写りの可能性があることからコピーにかけたとき影が写ってはいけないと思い、A4サイズに見開きの片面を印刷し原本としました。
さて原稿作りと並行して秘かに行っていたのが、
コピー屋さんの偵察、もとい選定です。
そもそも生活圏に大手コピー専門店がない。
ある方はぜひともご活用ください。
ないNRはコピー機ジプシーと化し、安住の地を求めてあちらこちらをさ迷ったのでありました。
さて、お手入れの悪いところ、トナーのノリが悪いところ、紙質がイマイチのところ、操作性が身に合わないところ、遠くて不便なところ、大量コピーにむいていないところ(給紙や人通り)、値段に納得できないところ。とにかくいろいろありました。
印刷出来たらどこでもいい、といえばそれまでですが、なにせそこから排出されてくるものがまんま「売りモノ」になるので、価格、仕上がり等、こだわりたいところです。
というわけでNRが白羽の矢を立てたのは、商店街のはずれ、ごくフツーの個人商店片隅にあるコピー機でした。
同人誌専門でも製本が前提でもないので、そこに「作業台」などというイカしたアイテムはございません。しかも商店街の近くにあるため、近所からコピーに訪れるお客さんがやや多めです。
ということで限られたスペースで素早く作業が出来るよう、またA3コピー料金が割安だったため
1)A4見開きの原本を表面ばかり、または裏面ばかり縦に2枚並べてセロテープ留め、A4原本をA3原本へ変身させる。
2)コピー機へ順に読み込ませるだけで両面印刷できるよう、
1枚目の紙の表、裏、2枚目の紙の表、裏……、となるよう1)を並び替えました。
3)当然ながら2)の並びは、中綴じと平綴じでは異なります。面付けの間違いがないかよく確認しましょう。
ちなみにNR、ここでボツ稿とOK稿を間違えて組み合わせていて、あと少しでコピー屋さんで大量コピーするところでした。うっかりミス、ヒューマンエラーは絶対になくならないので、合言葉は「ご安全に」です。
また帰り道、コピーの終わったA3をヨレヨレにせず持ち帰ることも大事です。
エコバックにA3サイズより一回り大きめの段ボールを忍ばせ芯にし、端まで折れないようしつらえました。(100円均一でA3のポケットファイルも売っていたので、これを使う手もあると思います)
さあここまでくれば、天気のいい日を狙ってレッツ・コピーです!
両手をぐるぐる回して、軽快にレッツ・コピーです!
踊りながら、
また次回。
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コピー原稿出力
セロハンテープ
コピー済用紙持ち運び用 段ボール
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