海保を辞めたら海自で幹部になって社長になった話
吉原 知里
第1話 はじめに ~変人と呼ばれることを誇りに~
みなさん、はじめまして!これからお話しするのは、すべて私の経験してきた実話です。今から10年以上遡る部分もありますので、現状と一部異なる内容がありますことをご承知おき下さい。
「変わってるね .... 」
この言葉は私にとって最高の誉め言葉です。と言いましても、最初からそう思っていたわけではありません。幼いころは、「変なの!」と言われることに酷く抵抗を感じていました。バカにされたり仲間はずれにされている気がしたんですね。なるべく目立たないように、勉強も運動も人並み以上を保てば誰にも文句や難癖をつけられないだろうと思いながら過ごしていました。
「十で神童、十五で才児、二十歳すぎればただの人」という言葉がありますが、私の場合は「十で神童、十五で凡人、二十歳過ぎれば変な人」でした。小・中学校では勉強も運動も上の中を保っていましたが、高校に入って色々な意味で挫折を味わい、そこから180度考え方が変わっていきます。他人と同じことをしても、ただの人。何一つ印象に残らない人間なんて、つまらなすぎる!そうして、変人街道へ足を踏み入れることになるのです。
私はこれまでの人生で何度も変化を経験してきましたし、常に変化を求めています。机の上の勉強は今でも嫌いですが、自分が成長するための勉強は楽しいと思えるようにもなりました。人と違う経験をしてきたからこそ、傍から見れば決して笑えない状況に置かれたとしても、良い意味で楽天的に考えられるようにもなりました。それまでのような他人と同じ生活を送っていたら、こんなに面白い人生は歩めなかったと思います。
もし、あなたが、
何か新しいことに挑戦したいけど今の環境が変わるのが怖い、
今の生活が退屈で抜け出したいけど勇気が出ない、
もっと自由に生きたいけど人目が気になって窮屈に感じる
そう感じているなら、ぜひこの話を読んでほしい。そして、ここまでぶっ飛んだ人生送ってる人がいるんだから、自分が迷ってることって、そんなに大したことじゃないかも!?と思う人が増えてくれたら、ちょっとしたことで立ち止まっている人の背中を押す手助けになれたら嬉しい限りです。
令和2年1月 三等航海士
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