桜の季節〜新選組とともに〜

京都にて

私は、歴史が大の苦手である。

難しい漢字がたくさん出てきて、覚えることだらけで...教科書を見れば見るほど目の前が、ちかちかしてきて。だから、歴史ではなく化学や生物を選択して、大学では理系の学部で栄養学について学んでいる。

今は京都で一人暮らしをしながら、大学に通っていて、サークルに入ったり、飲み会や合コンに行ったりして...ごくごく普通の楽しい大学生活を送っている。

そんなある日、ふと本屋さんで手に取った一冊の本が、人生の転機であり、新選組との最初の出会いであった。たかが本で、大げさと思われるだろうが、この本との出会いが、私の人生を大きく、大きく変えることになるとは全く思ってもみなかった。

そして、現代と過去が複雑に混在している京都という場所で、悲しいけれど、かけがえのない出会い...奇跡が起きるなんてことも、全く想像がつかなかった。