四月十五日
読んだ本
・『はんぶんこの、おぼろくん』犬飼鯛音
母曰く。私が
(
他言語を読む、自分の育ってきた社会とは違う社会で育った娘。自分よりも娘の方が社会的信頼を得られる社会。誰も自分を信じない社会。異界。異人。異。異。異。
頭おかしく見えちゃうんだろうな。
私はどれだけ外国人って言われたって、ぱっとしなくて。日本人と言われたって、一般的な日本人の生活を歩んでなくて、またパッとしなくて。ハーフと言われても、やっぱりぱっとしなくて。本当に、何者でもない感覚で、覆われちゃってる。元彼に「どうしてそこまで気にするの?」って言われたのをいつも頭の中で繰り返し、繰り返し、自分の言葉のように再生させてしまう。どうして、そこまで気にしちゃうんだろう。
(私の中で一般的な日本人っていうのは、日本人の親から生まれて、公立の小中高に行った人ってなってる。きもちわるい。その考え方自体、間違っていると思うけど、どうしてもそのイメージをぬぐいきれない。ううん、それが私の理想なんだと思う。くそみたい。ステレオタイプもいいところ)
ちょっと自分からずらしてみる。
私と同じ、日本の父と外国の母をもつ友達がいる。
あの子達は、自分の母の言葉を学びたがらなかった。日本語で母を罵倒し、頑なに「日本人」であることを主張していた。その姿は滑稽で、どれだけ頑張って抗おうとしても、無駄なように感じた。社会はあの子達を「ハーフ」だと認識するんだろうな。普通に一緒に暮らしても、ちょっとした相違があると「やっぱり違うんだな」って思われるんだろうな。何をしたって、「やっぱり違う」がつきまとう。
なんだろう。
どうしてこういう考え方になってるんだろう。
偏屈なのかな、私が。社会が。
私は恵まれた環境で育った。だからこそ、この歳で「やっぱり違う」ことを思い出しちゃっているんだと思う。社会に出ると、否応無く感じるから。これから、どうしよう。なにすればいいんだろう。
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私、ラノベが苦手みたい。
あと本屋さんにいきたい。
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