408.ヘルニアと精神科、何故か繋がる

 うーん。足が痛い。


 今週はけっこう調子が良くて、ずっと座ってる分にはあまり痛くなかったのだけど、昨日B病院でやたら立たされたのが祟ってか、今日は痛くて調子が悪いです。


 昨日はゼプリオンの日だったんで、B病院に行ったんですけどね。M先生にはメッセンジャーであらかじめヘルニアの事は喋ってました。


 痛くて眠れないから、前に貰った三環系抗うつ薬を飲んで寝ていると話したら、M先生は驚いた様子で言いました。


「あなた凄いねぇ! 何であれが痛みを消すって知ってるの!?」

「知らないよ……。家にあったから飲んだだけだよ」


 どうやら、その三環系抗うつ薬は痛みにも効くらしいです。なので、今の状態で寝るために飲むのはベストチョイスだったらしい。


 そうなんです。その薬があるのを思い出して、飲んでみてからは、けっこう眠れるようになったんです。


 まだ、夜中に痛みで目が覚めるのですが、しばらく座ってジッとしているとまた眠れる感じで、やっと目覚ましが鳴る時間まで寝続けられるようになりました。


 グッバイ徹夜生活。グッバイ深夜番組。


 それだけ調子良かったのに、会計の時にやたら立ったまま待たされましてね。


 保険証を確認するのに時間取られて、さらに会計の計算ミスを二回もやられて三回目でやっと正しいお会計が出てきたり。


 足し算すらまともにできないのか、あぁ!?


 こっちは立ってると痛いので、「早くしろよ」って物凄く思ってるわけです。ちなみに、薬をもらっている大手ドラッグストアの薬剤師さんは、「痛いので」と訴えた私の言葉を救い上げてくれて、薬とお会計を待合の椅子まで持ってきてくれました。親切だなぁ。


 まぁ、B病院につきましては、M先生は有能だけど、事務員さんとかは八割の人が感じ悪かったりするんで、仕方ないっすね。もっときっぱり言えば、二人を除いて皆無能です。


 あ、痛いから思い出し怒りしちゃった。てへ。


 で、昨日はM先生からパトリオットについても聞かれたんですが、こんな感じ。


「金星の奴はいつから居たんだ?」

「S先生の時からかなぁ」

「その時、薬どかどか出されなかったか?」

「出されたし、入院させられたよ」

「僕はね、神秘主義を肯定するし、あなたの全体を見て判断しているから、金星の奴についても問題ないと思ってる。でも、他の医者は違うんだ。あいつらは、自分に理解できないものは異常として薬をどかどか出したり入院させたりする。だからな、あんまり他で金星の事話すなよ? これについては内緒にしような!」


 なるほど。さらに、M先生はこんな事も言っていました。


「昔から、神の声が聞こえるって人がいるだろう。精神科医は『そんなことは無い』と異常扱いするが、よく考えてみろ。イエス・キリスト。キリストも神の声が聞こえるって言って『おお、父よ!』って騒いでいただろう。今の精神科医からしたら、キリストにも薬どかどか出して入院させるんよ。バカな話だろう? だから僕は神秘主義は否定しないんだよ」


 説得力の塊な内容で。


 どうやら、私はおかしな発言はしているけど、全体的に見ればまとまっていて、生活も営めているので問題ないとM先生は判断してくれているそうです。でも、他の医者にそれを言うと、あっという間に措置入院(強制入院)にさせられるとも言われました。措置入院は嫌だぞ。なので、やっぱり頼れるのはM先生一人のみだと思いました。


 うぬ。それにしても座っていると足が痛いぞ。そろそろ限界だ。横になりたい。横になってるだけだと暇なんだよなぁ。


 ちくしょう、せっかく調子良かったのに。B病院の事務員とヘルニアが憎い……。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る