388.事務作業がしたくって
お正月気分もやっと落ち着き、自サイトに久々にハウツー記事を追加したり、ヨムヨムしたり、『同志少女よ、敵を撃て』を読んだりしていたこの二日間。
何だか────事務作業がしたい……な。
帳簿付けは年末にまとめてやってしまった。今付けるとしてもちょっとしかない。嫌だそんなの。がっつり事務作業がしたい。
何かないか!? 何かあるはずだろう!?
────あった!!!!! 医療費の束!!!!!!
来月の中旬には始まるであろう確定申告。それに向けて去年度の医療費をちまちま計算したり入力したりする作業を見付けました。ついでに両親の分も請け負いました。『確定申告お任せパックby無雲』です。
両親はね、そんなに病院行かないからちょっとしかないんですよ。問題は私とおいたんです。去年は特に私。乳がん関連で領収書と診療明細が膨大にあります。
おいたんも、あちこち痛いし細かく体を壊しているので、やっぱり大量の領収書と診療明細があります。
仕分けて計算して入力してを繰り返します。うう、楽しいな事務作業。このちまちま感と達成感がたまらんぞ。
計算し終わって、額に呆然。
私、収入の半分は医療費に消えている。あ、無雲の主収入って障害年金なんですけどね。
おいたんも、給料の割に医療費掛かりすぎぃ!!
そりゃ、普段の生活費に困るわけだよ。これだけ病院にお金掛かってたら家計を圧迫する以外の何物でもないです。
両親は、父の骨粗しょう症の在宅自己注射が一昨年で終わっていた事で、大した事のない額でした。それでも二人合わせて十万円は超えてますけど。
母は父の扶養だから、確定申告の際に医療費が合算されるんですよ。
無雲は一応開業届を出している個人事業主だから、おいたんの扶養ではないから確定申告は別々なんですよ。
あー、でも一時間で終わっちゃった……。なんつーの、もっと事務作業がしたいわ。
かと言って、事務作業したい一心でお外に働きに行こうとはもう思わないのよね。無駄にエクセルでもいじろうかな? それともパワポでチラシでも作ってみる? てか、チラシって何のチラシ作るんだ?(笑)
事務の仕事は大好きなんだけど、お外に働きに行くともれなくメンタルの具合が悪くなって、体もあちこちに症状が出るタイプなので、今はもうおうちで出来る仕事をするよね。てか、それも自サイトの更新して小銭稼ぎしか出来てないけど。
いっそ、ココナラを再開……いや、一月は後半が病院ラッシュなのよ。今再開しても中旬から閉める事になるぞ。
ここはグッと我慢。
嗚呼、あの専門学校で働いていた頃の事務作業の山が懐かしい。
大人の事情さえなければ、ずっと働いていたかったなぁ。何せね、職業訓練に来た人の就職率を上げるために新たな人を雇わないといけなかったから、無雲は契約満了になっちまいましたよね。一年間もいる人初めてだって言われたし。皆は数カ月でさようならなのよ……。
結局、頑張っても頑張っても、大人の事情とやらの前では私は無力なんだ、と絶望もしたよねぇ。
世の中に嫌気がさしていない、と言えば嘘になる。
実力が認められても、どんなに仕事を与えられても、大人の事情の前では非正規雇用の人材はあまりにも無力で。契約期間満了のお知らせの時に味わった絶望感は、一生忘れないと思いますよ。
メンタルの具合が悪くなるからっていうのよりも、世の中への絶望感が私を引きこもりクリエイターにしているのだと思います。社会で挫折して引きこもりになる人の気持ち、少し分かるもん。
だから、何度会社をクビになっても、果敢に社会に飛び込み続けるおいたんを尊敬します。まぁ、おいたんに引きこもりになられたら、私ら夫婦生活出来ないんだけど。生活するためにおいたんは社会に何度も挑戦しているわけだけど。
でも、おいたんだって独り身だったらどうなっていたか分からない。高齢の母に甘え切って生活するダメ人間になっていたかもしれない。
だからこそ、守るべき相手・家族が居るっていう事は強いんですよ。
「家族を守るために、何度でも立ち上がろう」
そう思えるようになるだけでも、結婚という制度は素晴らしいと思います。
子供が居たらなおさら必死になると思います。子供にひもじい思いはさせられない。無雲も、子供が居たら甘い事言ってないでお外で働くと思います。
でもね、うちには子供は居ないので。あいにく無雲がこの家の皆の子供みたいなものなので、自分大事に生きさせてもらいます。
「この状態で生き続けてるだけでも褒めてくれよ」
もう、こんな境地。
一応主婦業はちゃんとしているから、私は堂々と生き続けさせてもらいますよ。主婦業だって大変なのよ~。主婦業はお休みの日って無いしね~。
だからと言って色々な権利を主張する気もありませんが。お外で働くより気が楽なのは百も承知しているので。お外で頑張って働いているおいたんのために、せめて美味しい夕ご飯を作ろう、とは思います。
愚痴なのか何なのか。ふとした事から過去を思い出してイラっとした事だけは確かです(笑)。
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