246.バタバタとPCRを受けに行った!!
今日の朝このエッセイを更新した後、市と県のサイトを念入りにチェックしていた無雲。以前は『コロナお断り』だったかかりつけの内科が発熱外来を始めた事が発覚。『日曜日はPCRやりません』とは書いてあったが、一応電話してみた。
「喉が痛いなら、明日また電話してもらって、それで『車で』来て下さい」
「自転車か徒歩じゃダメですか?」
「車でお願いします」
「分かりました。レンタカーで行きます」
無雲は速攻で契約しているカーシェアリングで車を確保しました。
それから、不足している物資を調達しにドラッグストアへGO。
帰宅して、荷物を整理して、ちょっと部屋でのんびりしてたら、おいたんから電話が掛かってきた。
「管理者から連絡があったんだけど、昨日利用者さんと接しちゃってるから、今日中にPCR受けてくれって」
はぁ!?
今日日曜日だって分かってる? ねぇ、普通病院休みだよね?
「分かったよ! 今から調べるから!!!」
半ギレの無雲はまたも県のホームページを徘徊。そして、県の発熱相談に電話。
「〇〇〇〇クリニックでしか今日はPCR受けられないです。でも、そこ逼迫してるんで予約取れないと思いますが、一応電話してみて下さい。それ以外だと、△△駅の傍にあるPCR検査場になりますが、そこはこちらからは案内出来ないので自力で調べて下さい」
おい!!!
仕方ない、〇〇〇〇クリニック(自転車で三十分)に電話してみるか。
電話する事七十回。繋がらない電話。心が折れた。
電話をかけながら、片手でPCR検査場を検索。最寄り駅の隣駅の近くだった。自転車で行けば二十分くらい。予約は不要。金さえ積めば迅速に結果が出るシステム。
これしかない。
おいたんにすぐに出発する事を告げ着替えさせる。所が、おいたんは呑気に一服を始める。ほぼキレている無雲。
「あのさぁ、早く着替えようね?」
顔は笑っていても目が怖かったと思うよ。
そして、電動自転車を爆走させて隣駅付近の駐輪場にてきとーに停めて、場所を探して地図片手にうろうろ。やっと見付けた。並んでない。ラッキーだ!!
おいたんは『超迅速検査』(一万五千円)と『結果の証明書』(五千円)を選択させました。無雲は県が主催してる無料の検査枠でやってもらいました。
おいたんの結果は今日の二十四時までに出ます。
無雲の結果は二日後の二十四時までに出ます。
ここのPCRは、鼻腔や咽頭の拭いではなく、唾液でのPCRでした。なので、グリグリやられなかったから良かったです。
帰路、ちょっとホッとして歩いていると、おいたんがまたも呑気発言。
「喫煙所探そうぜ」
無雲はそれをガン無視して、駐輪場までさっさと歩き、チャリを爆走させて帰って来たのでした。
万が一陽性だったら君、喫煙所でウイルスばらまいたって結果になるって自覚してるのかなぁ!?
あいにく、無雲が選択して通ってきた経路には、喫煙所のあるコンビニもタバコ屋も無いので、ほんとその妄言はガン無視しましたわ。
帰宅して、おいたんをまた隔離して、昨日作っておいた弁当を食べて「疲れた……」と父の前でグダグダ。そして今に至ります。
おいたんは、自分で色々調べるスキルを持っていない。PCR受けれる所なんて、自分で探せばいいじゃないか。でも、どう考えてもおいたんには難しいんだろうし、無雲がやった方が早いし確実だから無雲がやってしまうのだよね。
あ、カーシェアの方は予約を取り消しました。もうPCR受けたから、明日かかりつけに行く必要は無くなりましたのでな。
戦々恐々としている無雲家。家族の間に緊張が走っています。呑気そうにしているのはおいたんだけです。当事者なのに……。
陰性だったらいいんだけどな。こればっかはな、もう後は運を天に任せるしかないな。はぁ……溜息だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます