　嗚呼、昨日オーディオストックに送った曲、初めて審査落ちしました。しかし、残念……というより「あ、やっぱり」で反省しっぱなしの無雲なのです。「やっぱり」という事は審査落ちの理由に心当たりがあるからなのですよ。今日はその事について書いていこうと思います。

　昨日送った曲は、琴・尺八・龍笛・エレキギター・和太鼓がメインの楽曲だったのですが、出来上がったものを聞いて違和感がある。

「なんか、琴ってこんな音？　尺八の音しょっぼ……」

　自分の頭で鳴っている音が全然再現出来ないのです。エフェクトを掛けてもイコライザーをいじっても音源そのものをいじくっても音が再現できない。

　私が昨日時点で使っていたメイン音源（ソフトシンセ）は、『KORG WAVESTATION』と『Steinberg HALion6』なのですが、そのどちらも和楽器は弱い。

　WAVESTATIONは、シンセ特有の「きゅいんきゅいん！！　うぃーーーんん！！！」みたいな音には強いのですが、生楽器の再現率はあまり良くない。ハードウェアのWAVESTATION A/Dなら外部の波形を取り込んで編集できるのですが、それ、壊れて捨てちゃったんで。

　HALion6は、色々なプラグインの集合体みたいな作りなので、たまにいい音もあるんですが、やっぱ和楽器はそんなに強くない。

　なのにどうして和風の曲作ったワレ……とおもいますが(笑)。

　だって、和風の曲作りたかったんだもん。

　で、音源を買い足して曲を強化すればよかったのに、ケチ心が出た私は納得いかない音の出来上がりでオーディオストックに半ばやけくそで送ってしまったわけです。

　で、結果としては審査落ち。

　当たり前です。

　もう、あんな中途半端な出来の曲をアップしたことを恥じて反省してコタツの下に隠れたいくらいになりました。

　でも、それで心が決まりました。

「よし、音源強化しよ！」

　思い立ったのは十九時ちょっと前。そこから音源をぶわあああっと調べて視聴して買うメーカーを決めてちゃちゃっと購入。EastWestの『QL RA』を購入。おいたんは昨日宿直勤務なので居ませんでした。またおいたんに黙って数万円の買い物をしてしまったわけです。

　一応ね、私も主婦だもんで家計とか家計とか家計とかを気にしなきゃならんです。ぶっちゃけ赤字。この出費で大赤字。でも、これ必要経費なんで！！

　そして大容量ファイルをDLして全編英語のソフトをインストール。終わったの二十三時（汗）。

　でも、音出してみたらすっごい良い音して、「ふわぁぁぁ」ってなりましたねぇ。これは遊べそう……いや、はかどりそうだな、なんて♪

　やっぱ、商用音楽として曲を上げる以上、クウォリティーに妥協してはいけないのです。私はうっかり妥協しようとして、そして弾かれました。当たり前です。作り手が感じる違和感というのは、買い手からしたら大きな違和感になります。客観的に作品を見ているからです。違和感があったらその作品は売れません。

　私はぶっちゃけケチです。っていうか、今現在ほぼ稼げてないから出費を抑えたかったのもある。でも、良い曲が作れなきゃ収入は増えないどころかどんどん評価が落ちていく。それを今回気付かせてもらえただけ、良かったなと思います。

　失敗しても、転んだままでは居ない無雲ですのでね、パワーアップさせた曲をまたぶっこみますよ！！　それではまた！！

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