65.お盆になると思い出すこと

 十連休もあと今日を含めてあと二日間となりました。このコロナ禍で旅行に行くことも出来なかったので、だらぁっと長い十日間でありました。そんな私は、お盆になると思い出すがあるのです。


 あれは四年前のことでした。もう主治医はM先生だったし、おいたんともお付き合いをしていたし、傍から見たら私は順調に回復をしている状態のはずでした。しかしその年の私は違っていました。


 父親は無口で何を考えているか分からない人。その父親との仲が上手く行っていなかった私は、その事件(8月13日)のちょっと前に、母の友人から「喋らない父親を持った人は幸せ。うるさい父親のほうが不幸。」というわけのわからん理論を熱弁されました。それもでした。


 しかし一番のトリガーとなったのは、父親からのこんな暴言でした。


「お前に財産を残したらいつかお母さんを家から追い出すんだろう。」


 とんでもない勘繰りと暴言でした。私はキレまくり興奮状態で夜を迎えたのに、こともあろうかイライラしている中で飲酒をしました。そしてを起こしました。


 眠れない…と思った私は手元にあった180錠の薬をお酒で流し込みました。そのまま寝てしまおうと思いました。しかし、友人とメールしていたり(迷惑ですなぁ。)していて、母親を起こして救急車を呼ぶ羽目になりました。



 そこから三日間、私は集中治療室とやらにいて意識がありませんでした。



 これは、私が回復してから起こした一番の汚点となる事件です。いわゆるOD(過剰服薬)ですね。私は死ななかったし、幸いにも後遺症は残りませんでした。(内臓が凄く丈夫らしいです…。)


 これは四年前のお盆の8月13日~15日の出来事です。苦々しい、夏の思い出です。



 私はこの事があって、「この世は全て夢」だと思ってしまう節があります。本当は私はこの時死んだんじゃないか…と。



 今は、おいたんがいて、両親ともきちんと向き合えるようになり、友達もいて、さらには仕事もある。こんな自分に都合のいい幸せは、本当は夢じゃないのか。私はあの時死んでいてこれは全て夢なんじゃないか。死者が望んだ幸せな夢なんじゃないか。



 みたいです。


 え…?


 そう!暇なんですよ!!!(笑)十連休とかいって暇すぎるだろ!!!あ…すいません、凄く暗くて重い過去を暴露したばかりなのに、テンションがいつもの感じに戻ってます。(汗)


 そうですねぇ。私も回復してから常に安定したわけではないのです~。けっこううぎゃーっていきなり暴れまわる妙な発作にも襲われましたしねぇ。(また色々思い出してきた。)この発作については症状名がよく分からないので、暇なうちに検索を進めてみようかと思います。(`・ω・´)


 私は重い過去を暴露しつつもけっこうケロッとしています!皆さんもこれを読んで暗くなったら、「無雲の奴は呑気にせんべいを食っている。」という事を思い出してください。(笑)今日もお付き合いありがとうございました!!!

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