48.雇用延長されました&親ガチャの話
この度!私のバイトが3か月間延長されました~!わー!パチパチパチ!!!
良かった…。このご時世じゃ次とかない。ほんとに今の職場で死ぬ気で頑張るしか稼ぐ当てが無い。なので頑張りまっす!!!
さて、本日の本題は『親ガチャ』についてです。とある作家さん…ってか、坂井令和(れいな)様の『巨乳ガチャに失敗して、Aカップ貧乳になっちゃったけど、ドラゴン退治頑張ります』という作品からの話なんですけどね。
URLはこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/1177354054895835781
『この世もガチャみたいなものだろう』
という記述がありました。私はこの記述に凄く感銘を受けました。何故なら私も人の人生はガチャみたいなものだと思っていたからです。では何故そう思っていたのか、それはおいたんを見ていてそう思ったからです…。
おいたんは、『親ガチャ』でハズレを引いたとしか言いようがありません。おいいたんが虐待を受けて育ってPTSDを発症して今に至るという話はあちこちにちらほら散らばせてあります。
おいたんは、幼少期は身体的・精神的暴力を受けて育ち、大人になってからも給料を全部取られていたり暴言を浴びせかけられるなどの精神的虐待を受けていました。そんなおいたんは、「この子は駄目だから」「お前には出来っこない」「お前なんて何もできない」という呪いのような言葉をずっと浴びせかけられていたため、「自分には何も出来っこない」という諦めからか、何事にも情熱を持っていない人です。仕事に対しても、人生に対しても、どこか諦めているのです。
おいたんは高校卒業後、親の友達の紹介とやらで板前になり調理師免許を取得しました。そこでは20年間働いたのですが、バブル崩壊からの業績悪化でリストラされてしまいました。そこで一回おいたんの心は折れました。その後の就職で板前を選ばなかったのです。バカだと思いました。そこで飲食業を続けていればキャリアも積みあがったんじゃないの?と私は思いました。
板前を辞めてから15年余り、おいたんは様々な仕事を転々としていたようです。私と出会った6年前は産業廃棄物の仕分け作業員でした。そこから食品工場の機械清掃とか、また産業廃棄物の仕分け作業員…とかしてました。この間クビになったのは産業廃棄物の仕分け作業員です。
おいたんはその生い立ちと、板前をクビになった経験などから、人間が嫌いだとよく言います。その割に、「人の役に立つ仕事がしたい」などと言います。矛盾です。おいたんは矛盾に溢れている人です。それは精神科主治医のM先生もそう言ってました。なので病的に思考と行動が矛盾している人なのだと思います。
おいたんのその自分の為を考えていない職歴は、一重に『親ガチャ』失敗ゆえの自己肯定感の低さから来ているのだと思います。
それでもおいたんは高校生の頃は夢を見ていました。カメラが大好きだったので、写真家になりたいと夢を見たのです。なので写真の専門学校に進学したいと願いました。でも、その夢はあっさりと却下され、親の友達の紹介で板前になりました。でも、板前を20年間出来たという事は、おいたんに合っていたからだと思います。そこから自分のキャリアを積まなかったのはおいたんの自己責任でもありますが、おいたんには「キャリア」という概念すら無いのです。
おいたんは、親から何も教わっていません。親の背中を見て学ぶこともありませんでした。だから、知らない事だらけで来月53歳を迎えます。今は私がおいたんに色々教えてあげたり、うちの母もおいたんに色々教えてくれてるけど、この年になるまで色々なことを知らないできたおいたんの人生は悲劇とも言うべきものです。
『努力しても無駄』『自分には価値が無い』『人なんて信じるものじゃない』おいたんの頭の中はネガティブな概念ばかりです。それは親からネガティブな言葉しか言われなかったからそうなってしまったのです。
おいたんが今何かに情熱を持てるならば、その何かをするために頑張って欲しい。小さな情熱があるならそれをもっと燃やして大きな情熱にしてほしい。極めてみてほしい。それは、いくら諭しても出来る事ではないから、少しずつおいたんの自己肯定感を高めてあげるしかない。
だから私は毎日おいたんにこう言うのです。
「ありがとう。」
「おいたん大好き。」
………と。
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