前のエピソード――40.苦しさの尺度は主観でいい…と思う

　最近の出来事なのですが、某新聞の詩のコーナーに、精神科入院中に私と恋愛関係っぽいのになった男性の詩が載っていまして、それで色々…思い出した事があります。今日は、精神科病院に入院すると色恋沙汰に遭遇する、という楽しいのかどうなのか複雑な気分になるお話をしたいと思います。(笑)

　私が何度も何度も入退院を繰り返した病院には病棟がいっぱいありまして、私はその中でも個室割合が一番多い病棟にいつも入っていました。その病棟は男女混合病棟でして、個室は隣りが異性ということがよくありました。大部屋はさすがに男性部屋・女性部屋になっていましたけどね。

　男女混合病棟で起こるべくして起こるのは色恋沙汰です。

　いつも、そう、いつもだった。思い出してきたぞ…。

　私のいた病棟は年齢層も幅広かったんですが、若い患者さんもけっこういまして、20代～40代くらいの方、とにかくカップルになるんですよ！(笑)まぁ、毎日衣食住共にしてたら恋愛感情くらい芽生えるよね～。

　※私とおいたんが出会ったのもこの病院ですが、入院患者同士としてではありません。外来にある喫煙所での出会いです。おいたんに入院歴はありません。

　そのカップルっていうのも、色々いたなぁ。外出してイチャイチャして帰ってくるカップルとか、庭を散策するだけの純愛すぎるカップル。それと、退院後同棲を始めるカップルなどもいましたねぇ。

　あ、個室は家族以外の他人は入っちゃいけないから、カップルでいちゃいちゃする部屋にはなり得ませんよ。厳しくスタッフが監視してるからね！！

　いや～、〇さんが△さんの事好きだのなんだのっていう噂も絶えず流れてきてたんで、ノリが小学校か中学校って感じでした～。

　うむ。で、最初に出た詩が載っていた男性と私は『庭を散策するだけ』のカップルだったのですが、退院後文通(笑)しましてねぇ、それでたまに電話したりしてたんですが、それでなんかごちゃごちゃして終わりまして、彼が生きているのか死んでいるのかも分からない状態になってたんで、生存確認できでちょっとホッとしました。

　おいたんと出会ったのはそれから1年以内の出来事だった…気がする。

　いやぁ、それにしてもびっくりしました。まさか新聞に知ってる人の名前があるとは。私は普段はその新聞は読まないんで、ほんとたまたまです。

　入院中の記憶が断片的に蘇ってきたら何だか嫌な気分になってきたので、今日はこの辺で！！(>_<)