第21話 梅雨時の宅配便
大きな段ボールを適当に梱包したのと、通販会社の赤いキチンとした箱。
でかい方には覚えがない。
しかもなんだ、赤い方は水溜まりに置かれて、でかい方は縁側へ置かれてる。
ちょっと出るのが遅れたからって、どういうつもりだ。
でかい方のラベルは手書きだし、カッター取りに行って、受け取る前に開けてやった。
…中身の宛先、違うじゃないか。十個ぐらいの商品に、三人ぐらいの知らない名前のラベルが貼られて、入っている。
配達人に問い詰めたら、先輩風が後輩風に「どうなってる」って、そりゃ、言われたようにやっただけだろう。
もういいから、そっちは持ってカエレ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます