窓の外から声
平日の夕方や土日の昼間に近所の子供たちの声が賑やかです。近所に小学生の兄弟が住んでいて、毎朝登校班がその家の駐車場に集まるようで、毎朝もまあ賑やかなのですが、学校が終わったであろう時間になると年齢も様々な子供たちが集まって遊んでいます。男の子達ばかりで、なにをするにもまぁ騒がしい。ただ走るだけでもバタバタと賑やかなのです。自転車に乗ればわーぎゃー声をあげ、ボールで遊ぶのもラジコンで遊ぶのも喧嘩をしてるのかと思うほど盛り上がって、声が大きくなってるだけなのかわからないぐらい賑やかです。ただ、本気で怒鳴ってる声もなければ誰かが泣く声も聞こえないので、おおむね仲良く遊んでるんだろうな、と思うのです。
日中は、とても静かなところで、外から音がすると言えば、車が通るか、町内放送がするか、というぐらいなので、夕方の子供たちの声はやっと町内が息をし始めたかのように思えて、なんだか嬉しくなるのです。
それにしても、なにをして遊んでるんでしょう。
鬼ごしようぜ。と声が聞こえた直後に自転車で走り去ったりラジコンが走ったり、かと思えばボールが跳ねる音が聞こえたり、ひとつの事をみんなでしないんですね。それぞれが自由に遊んでる。なのに、みんなで集まってる。楽しそうだな。いいな。
私にもそんな時代があったはずなのに。小学生時代ってどんな遊びしてたのかな。それでも、何人も集まってるのに、こんなに各々が自由には遊んでなかったと思います。もうちょっとまとまってたはずです。
いいですね、みんなで集まるけど、それぞれが遊びたい遊びをするって。それが許されてる雰囲気がとてもいいです。
それにいろんな年の子供が集まっていて、見ていると小さめの子達も自分の意見を言っているようで、年上の子達が小さな子達に配慮しているようです。
今いる小さな子達がこんなお兄さんたちの姿を参考にして、自分たちが大きくなって遊ぶときに小さな子に配慮できるようになると、いい循環が生まれそうで。こちらも子供たちの賑やかな声に癒されて。それが何年も続けばいいな、と期待するのです。
その夢は皿の上に かのこ @kanoko
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