無垢な瞳はなにを見る

無垢な瞳で口許をモグモグ動かし、ピョコピョコと跳ねて移動する。そう、ウサギです。

先日ちょっと出掛けた先でウサギとふれあうことができまして。あの子達、めちゃくちゃにかわいいですね。

真っ黒ななにを考えてるのかわからない、全く表情の変わらない顔をしていて、なのにその造形はとてもかわいくて。ひたすら口をモグモグ動かして、葉っぱを近づけたらモグモグモグモグと食べ出す。かと思えば突然ピョコピョコと跳ねて移動する。なにその移動の仕方。四足歩行らしからぬ動き。スキップしてるみたい。さわればふわふわ暖かくて、この毛皮に包まれて眠りにつきたいと思うほど。かと思えば注意書には口許に手を近づけると噛みつかれるおそれがあります、と書いてある。なにこのギャップ。かわいい。

しかも、その場にはピーターラビットみたいなTHEウサギみたいな子もいれば、おしゃれな垂れ耳のふくふくした子もいる。小柄で真っ白な毛並みの子もいて。みんな違ってみんないい。みんなかわいい。調べればウサギの種類って以外に多くて、ウサギの世界もなかなかに深そうです。

ペットショップで見ても犬猫ほどお値段高くないので、ちょっと飼ってみたいな、と心揺らぐのですが、足元を見れば、おや、小さなう○こが。食べかすがちらかってるなぁ。おや、う○この上を通ったぞ。かわいいな、葉っぱを食べてる姿を真正面からずっと眺めていたいな、と思うのですが、生き物を飼うのは私にはまだその命を背負うには早そうだと、思うのです。

家族から、こんなかわいいこが家にいたらいいな、と訴えかけるような視線が寄越されますが、無視です。この人はペットショップに行く度に猫や犬の前でこんな目をするんですから。きっと動物を飼えば主に世話をするのは私の役目になるでしょう。外で仕事をしている身。生き物を飼えば必要なものも多いし、病院代もかかるのですから、時間もお金もかかること。そう簡単に決めてはいけません。

それにしてもかわいい。飼ったらこれすごい可愛がってしまいそう。ウサギってどのぐらいの知能があるんでしょうか。可愛がりすぎたら調子にのったりするのかしら。こんな動きをしたら飼い主はおやつをくれるって学習しちゃったりするのかしら。

近くにウサギを飼ってる人がいないから調べないといけませんね。いや、まだ買わないけど。いつか動物を飼いたいなと思ったら、候補には上がるかもしれないのでその日のために、ね。

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