感染症情報の探し方入門

第264話 ドニプロ河南側のロシア軍内でコレラが流行

　Russian units in Kherson Oblast and Crimea, stricken in cholera outbreak, ‘losing combat

　effectiveness’

　english.nv.ua/nation/russian-units-in-kherson-oblast-and-crimea-stricken-in-cholera-

outbreak-losing-combat-effectivene-50332646.html

　Kakhovkaダムの決壊で洪水が広がり、汚水が混入して広がっている。　赤痢菌やコレラ菌が氾濫した水から検出されている。

　洪水地域では、消化器系の感染症（コレラ、チフス、赤痢）、その土地の風土病、破傷風が発生しやすい。また、塹壕では塹壕足等の壊疽も多発する。

　軍隊は集団行動するので、感染症には弱い。比較的最近まで、戦闘による本当の戦死者と、従軍中の感染症や栄養失調や、負傷の悪化等の戦病死者の数は同じ程度だった。

ウクライナ側からのニュースなので、情報戦の可能性はある。

　WHOは被災地のコレラ発生を懸念している。