第96話 説得方法
有識者会議の感染症分科会も、日本医師会も、ブチキレ気味。
分科会の資料や提言をを見ると、「このままでは医療崩壊」とか、「救える命も救えなくなる」とか、医療者の立場からの意見である。理系の人間は、論理が正しければ、相手を説得できると思っている人が多い。ただ、これでは、政治家には響かないだろう。
彼らに無条件で響くメッセージとして「このままでは選挙に負ける」、「このままでは、落選する」という単純な事実を理解させれば、疫学の難しい内容は、どうでもいい。裏分科会資料としてに選挙コンサルタントのアドバイスをもらって、選挙や当落に直結した予想を与える必要があるだろう。
一回、何かを思い込んだ人間は、理論では説得できない。逆に、理論ではなく、恐怖心、プライド、功名心、欲望など、非論理的経路からの賞賛、説得、懐柔、恫喝で、行動を変えられる可能性が高い。
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