第35話 COVID-19の抗体は疫学調査に使えないのか(3月9日 追記 横浜市立大と関東化学が開発していた)
PCRは採取、輸送、検査が煩雑で、擬陽性/陰性も多いといわれている。
患者の感染の鑑別に使われている。
流行が始まって、不顕性感染で、快癒したひとも、市中に、数多く存在すると思われる。
一応、回復した患者の血中には抗体が存在するといわれているので、治療目的ではなく、疫学調査として、適当な年齢層別の抗体検査はできないのだろうか。 発見された患者さんの血液サンプルは当然、保管してあるはず。
検出感度か高く、特異性も高い検査試薬ができれば、PCRよりは簡単な方法で、検査ができるはず。議論が、PCRの話に集中しすぎで、他の検査法の話があまり話題にならないのが気になる。
一応、抗体の検出ができるという文献はある。
COVID-19:ELISA法およびGICA法によるSARS-CoV-2 IgM抗体・IgG抗体の検出
pulmonary.exblog.jp/28872124/
Evaluation of Enzyme-Linked Immunoassay and Colloidal Gold- Immunochromatographic Assay Kit for Detection of Novel Coronavirus (SARS-Cov-2) Causing an Outbreak of Pneumonia (COVID-19)
www.medrxiv.org/content/10.1101/2020.02.27.20028787v1
もうできていた。 午前中に検索したときには見つからなかった。
----------------------------- 3月9日 追記 ---------------------------
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の
患者血清中に含まれる抗ウイルス抗体の検出に成功
横浜市立大学 微生物学・分子生体防御学
www-user.yokohama-cu.ac.jp/~saikin/
関東化学株式会社
www.kanto.co.jp/
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