第14話 無責任な予測

 私は、医療関係者でも、感染症の専門家でもなく、ただの年寄りなので、以下は老人の繰言としての根拠の無い妄想である。実行は自己責任で。


 被害が小さい自治体の予測


  積極的に情報を収集し、正しい対策を実施、広報した。

  積極的に発生、感染状況の情報を公開した。

  情報の隠蔽、捏造を行わず、住民の信頼を得られた。

  デマを積極的に潰した。

  発症の疑いがある人の病欠を推奨した。(企業も役所も学校も)

  できるだけ早い時期に学校を休校にした。

  休校する前に、学生、生徒、児童に正しい対策を教育した。

  費用をケチらず検査を徹底した。

  リモートワークを推奨した。

  多数の人が集まるイベントを可能な限り中止した。中止を推奨した。

  早い時期から発熱外来を稼動させた。

  BCPを持っていて、訓練された人員がいて、感染対策機材を備蓄していた。

  事なかれ主義の人が、感染対策関係者や上層部に少なかった。

  国の指示を待たずに、その地域で必要な措置を取る決断ができた。

  2009年の新型インフルエンザの経験を生かせた。

  感染症対策に反対する意見や圧力を、うまくかわした。

  決定権を持つメンバーが参画した感染症対策組織をすばやく立ち上げて早い時期か  ら活動を開始した。

  企業との協調、連携がうまく機能した。

  議会の議員をうまく啓発できた。

  保健所、地方衛生研究所、医師会、消防との連携がうまくできた。

  楽観的な希望的観測と、科学的な予測を混同しなかった。

  補助金等で感染症対策のインセンティブを与えた。



 今年のインフルエンザの流行傾向


 一般に、11月から12月に流行が始まり、正月休みに減少し(病院が休みで統計が取れない)、休み明けから上昇して、1月下旬から2月上旬にピークを迎え、その後緩やかに減少して、場合によってはB型の流行が優勢になって、緩やかなピークがもう一度発生し、5月頃に終息する。


 今年は、年明けからの上昇の勢いが鈍く、一部の地域では減少に転じている。確証は無いが、コロナの不安で、手洗い、マスク着用、咳エチケットが励行されたためではないかと噂されている。


 統計情報は各自治体のWebの医療・健康関連のページに掲載されていることが多い。

 そのほか、全国の統計は、


 国立感染症研究所のインフルエンザ関連の記事、週報

 www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html


 薬局サーベイランス2019-2020

 prescription.orca.med.or.jp/syndromic/kanjyasuikei/flu/index.php?season=2019&city=&area=1


 MLインフルエンザ流行前線情報DB /Top page

 ml-flu.children.jp/

 

 等で確認することができる。

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