第226話 そこのけそこのけ、裸族が通るぞ!

 戦況を変える為に投入された俺の私兵たち。

 現状、俺はまだ参戦不可なので、中央の指揮官に声だけ掛けに行く。

 報連相は大事だからな。


「むっ。クロノアス卿か」


「初めまして。そして、本部からの命令を伝えます」


「聞こう」


「我がクロノアス直轄部隊の投入を決定。中央一点突破で食い破った後、分散して食い破りながら帰投します」


「……承知した。更に細切れにして、進軍する」


 どうやら、こちらの意図は伝わった様だ。

 流石は職業軍人で、部隊指揮を任せられる貴族だけの事はあった。

 なんだかんだ、良い人材揃えてるよなぁ。

 おっと、いかんいかん。

 許可も出た事だし、早速お仕事しないと。


「総員、徹底的に食い破れ!」


「「「おうっ!!」」」


「行ってくる」


「戦果は期待して良いよ」


 ネデット三戦士が応え、リュールとリアは一言発した後、俺の頬にキスをして出陣して行った。

 それを見た潤が箒に「俺もっ!」と要求し、ビンタで返されてから出陣。

 いつも通りであったが、周囲の兵士さんの反応が……。


「クロノアス卿……許すまじっ!」


「俺も無事に帰って、奥さんを見つけてやるっ!」


「こんなところで死ねるかよっ!」


 怨嗟の声と嫉妬の炎を上げ、士気は最高潮に達する。

 うむ、狙い通り!


「クロノアス卿、程々に」


「でも、士気は上がりましたよ?」


「……上がりましたな」


「なら、問題無いですよね?」


 指揮官の貴族、ぐぅの音も出ない。

 自分の鼓舞は何だったのか――と、自問自答しそうな雰囲気はあったが、今は戦闘中である。

 その悩みは、終わってからにして貰いたいものだ。

 そして、もう一人、声を上げた人物が……。


「あー! リアもリュールもずるい!」


 ヴェルグである。

 参戦はしているが、後方支援の為、前線には出れないので、頬にキスするタイミングを逃して二人に苦言を出すも、既に最前線。

 ヴェルグの声は、届かなかった。


「ぐぬぬっ。かくなる上は……八つ当たりだぁっ!」


 そして、八つ当たりと言う名の援護を、魔法で乱発していく。

 しかも、わざわざ爆発魔法を使用していくという始末。

 食らった魔物は、炭になったり、宙に飛んだりと、これまた酷い有様である。

 もし、これを引き出すためにわざとしたのなら……いや、この考えは止めよう。

 もし想定通りなら、リーゼのしてやったり顔が浮かぶからな。

 ……ホントに、リーゼの入れ知恵じゃねぇよな?


「多分違うから。それよりもさ、この場にいて良いの?」


「ん? 参戦はしてないから問題無くね? それに、戦場を見てないと、危険な時に助けに行けないじゃん」


「それもそっか。じゃ、暫くはラフィの隣は独占できるね」


「そういう考え方も出来るな。後で大変そうだけど」


 ほんわかぁ――な雰囲気で話す俺達。

 何度も言うが、今は戦場の中にいるわけで、周りにはランシェス軍の兵士がいる。

 当然、彼らの中にある嫉妬の悪魔が目覚めるわけで。


「クロノアス卿死すべき。慈悲は無い」


「絶対に! 生きて帰って! 嫁さん見つける!」


「ヴェルグたん、ハァハァ」


 最後の奴だけには、思いっきり威圧して、殺気もお見舞いしておいた。

 おらっ! さっさと魔物倒してくるんだよっ! このド変態めが! 

 そして、そんな兵士たちを見て、若干目が死ぬ指揮官貴族。

 気持ちはわからなくもない。


「儂、なんでここに居るんだろうか?」


「気にしたら負けだと思いますよ」


「そんなに女が欲しいんだろうか?」


「嫁問題は、一般兵には効きますから」


「私的報酬で、嫁の斡旋出した方が良いかね?」


「そこは何とも。殿下にお伺いを立ててみては?」


「そうするか。伝令っ!」


 うわぁ……本当にお伺い立てに出しちゃったよ。

 しーらねっと。

 俺は悪くない……だからさ、ヴェルグさんや、ジト目は止めてくれませんかね?


「で? 予想は?」


「多分、出すよ。王家の腹は痛くないわけだし」


「ふーん? そして、ラフィはまた苦労するわけだ」


「それは言わない方向で。言ったら、現実になりそうだから」


 軽く雑談し合ってはいるが、ヴェルグは今も援護をしながら話している。

 そんな俺達に向けられる視線は、先程向けられたものに加え、もう一つ追加されていたりする。

 死線の中で、和気藹々するなよぉ――と。

 だが、当然ながらスルー。

 はっはっはっ! 色んな視線を受けてきた、俺のスルースキルを舐めるなよ? ……虚しい考えだな。

 さて、意識を切り替えて、突入した者達を見て行くか。





 ◇◇◇◇◇◇


 グラフィエル達が雑談をしていた頃、ヴェルグの爆発援護魔法も止み、最前線に突入する者達。

 クロノアス家直轄部隊――他の者達からの通称は、人間辞めてるかもしれない部隊が突入した。


「ぬぅああぁぁぁっ!」


「どぉうりゃああぁぁっ!」


「せぃやぁぁぁっ!」


 まず初めに飛び込んで、気合一閃、烈声を上げたのは、ネデットの三戦士、シャイアス、リュールの祖父、ジャバだった。

 続いて、リュールとリア、ツンデレメイドさんが穴を広げる様に展開して、包囲殲滅されないように、箒と潤が立ち回る。

 即席部隊とは思えない見事な連携であった。

 ただ一点、なっさけない声さえ聞こえなければ……。


「むりぃぃっ。死ぬっ、マジで死んじゃうっ!」


「潤、うっさいよっ」


「だってぇ……」


「だってもクソも無い!」


 潤である。

 色々と話題に事欠かない男である。

 今も無理とか死ぬとか言ってはいるが、メナトから個人指導を受けた男は伊達ではなく、堅実に、確実に、突入部隊と自身が危険になりそうなところから潰していく。

 働きは見事なのに、言動で全てを台無しにしていたりする。

 そんな彼の声に溜息を吐き、思わず出た一言に動揺を隠せなくなった潤。

 付き合いが長いので、相手が本気か冗談なのかは、ある程度分かるからして……。


「ホント、なっさけない……。こんなのが彼氏とか」


「え?」


「もう別れようかしら? ウォルドさんとか、結構好みのタイプだし」


「…………」


 的確に魔物を屠りながら呟く箒に、目を点にして見続ける潤。

 全く魔物に集中していないのだが、身体は条件反射で魔物を屠って行くのだが、心ここにあらず状態。


(箒が俺から離れる? 別れる? ないない。……本当に? もし、本当だったら?)


 潤の中に目まぐるしい葛藤が始まり、そして、今の状況で冗談を言う彼女では無い事に直ぐに気付く。

 その直後、奇声とも思える雄たけびが発せられ、全員が「何事っ!?」と、一瞬だけ意識を逸らされた。

 その僅かな一瞬が致命的な隙となり、魔物が箒に襲い掛かる。


「っ! しまっ――」


 そして目覚める……グ◯ハムさんと卿を足した存在が。


「断じて認められんっ」


 その言葉と共に、箒の間に入って、魔物を食い止めながら確実に屠る潤。

 陣形が乱れたかに思えたが、箒を瞬時に助け、まるで初めから陣形が乱れていなかったかのような動きを見せる。

 そして、更に一声。


「別れの未来? そんな道理、我が道理で捻じ伏せてくれるっ。我は乙女座の男、常磐潤っ!」


 色々とプッツンしてしまった潤。

 グ◯ハムさんなのか卿なのか、判断がしづらい所である。

 尚、前にも言っているが、彼は乙女座では無い。


「フハッ、フハハハッ。ぬるい、ぬるいぞぉ!」


「潤?」


「なにかな? 我が愛しの伴侶よ」


「誰が伴侶よ! まだ結婚してないでしょうが!」


「ぶほぉぅ!」


 箒、渾身のボディーブロー。

 膝から崩れそうになる潤であったが、どうにか耐える。

 そして、何故か魔物たちも手を出してこなくなる。

 当然、割と大きな声で、グラフィエル以下兵士達にも聞こえているわけで……。


「え? 敵陣のど真ん中で夫婦漫才?」


「相変わらず、仲が良いよね。息もぴったりだし」


 何て会話が、グラフィエルとヴェルグの間であれば……。


「いや、嫉妬の炎が出ても良い筈なんだけど……」


「俺、あんな関係はちょっと嫌かも」


「でも、彼女持ちは羨ましい……」


「ハァハァ、箒たん」


「お前は、後で治療院に行こうな。主に頭の」


 なんて声が兵士から上がる。

 当然、箒の耳にも入る訳で、顔を赤くしてプルプルしている。

 対する八木は、剣を掲げて愛想よく振舞い、二度目のボディブローが炸裂する。

 味方だけでなく、魔物すらドン引きである。

 そして、ホラーチック気味にグリンッ――と、魔物たちの方を見る箒。

 そんな姿を見せられ、後退る魔物たち。

 箒は羞恥に耐えられずプッツンした様で、魔物に一言。


「全部死ね」


 女王様からの死刑宣告が下された。

 その後は言うまでも無く、後方から攻撃してきた魔物たちは全て首チョンパされてしまった。

 時折、柄頭から放たれた鞭が唸り、魔物の股間をスマッシュしながら真っ二つにして、味方の股間がキュってなっていたりもする。

 後に、二人には二つ名が付けられた。


 ――プッツンラヴァーズ――


 二人して抗議したのは言うまでもない。



 そんな二人を見ながら、先陣を切るネデット三戦士であったが、身振りしながら戦闘をしていた。


「鎌持ちの女の方、ありゃあ逆らうべきじゃねぇな」


「技量も士気の保ち方も尋常じゃないしな」


「とは言えじゃ。粗削りな部分もあるのぅ。どれ、儂がお手本を見せてやるかの」


「あっ! 親父ま――」


 三人で総評しながら魔物を屠っていたのだが、リュールの祖父がまだまだと言う評価を下す。

 そして、お手本を見せると言ってスキルを発動させようとして、止めに入る息子のシャイアス。

 だが、一歩遅かった。


「ふんぬうぅぅぅ」


 上半身の服が破け、ボディービルダーも真っ青な筋肉ムキムキになるリュール祖父。

 その姿を見て、あちゃー……と、手を額に置くシャイアス。

 ジャバはすこぶる楽しそう。

 そんなはっちゃけた大人たちを後ろで見ている女性三人。


「じじぃ、後でぶっ飛ばす」


「どうどう、落ち着いてリュール」


「王も止めに入らなかったので同罪ですね。後でチョップしておきます」


 女性陣三人の内、二人がちょっと物騒な事を言ってはいるが、魔物を屠る手は止まっていない。

 いや、寧ろ速度が上がっていたりする。

 最も顕著なのはリュールであった。

 祖父の行動が、相当目に余るものでイラついていた。

 そんなイラつきを魔物に当たり散らかす様に、スキルを連発する。

 グラフィエルによって、枷を外されたスキルを。


滅壊デストラクション滅壊デストラクション。デスト~ラクショーン」


「最後のなんかおかしくなかった!?」


「流石です、リュール様」


「え? なにが!?」


 珍しく、全力のツッコミ役に回るリア。

 若干疲れ顔ではあるが、屠る速さは変わらず。

 そんなハチャメチャな一団ではあるのだが、連携はきっちり取れていると言う摩訶不思議な状態であったが、ここで先陣の蹂躙速度が落ち始めた。

 それも仕方ないのだろう。

 前から来る魔物は、危険度B級指定の殺戮巨人ジャイアントキリングと言う魔物だったのだから。

 それに加え、劣化竜である渦巨角蜥蜴ボルテックドラゴンまで来ていたからだ。

 後続のランシェス軍が恐れ戦くが、不敵に嗤う祖父とジャバ。

 やはりか……と言う様に、即座に後詰めをするシャイアス。

 時は流れど、息はピッタリであった。


「俺ぁ、あのデカぶつをやるぞ」


「ほんじゃ儂は、あのトカゲじゃの」


「俺はいつでもサポートか……」


 なんて言いながら、即座に行動に移る三人。

 そして、勝負は一瞬だった。


「剣技・大物潰しジャイアントキラー!」


 ジャバの剣が一閃――それだけで、巨人の首が幾重にも飛ぶ。


「ちっ、鈍ってるな。一撃で終わらせるつもりだったのによ」


 ジャバの剣は、確かに巨人数体の首を一瞬で跳ね飛ばしたが、迫りくる全てを落とすには至って無かった。

 だが、それも誤差の範囲――二閃、三閃すれば、全ての巨人の首が跳ね飛ばされて、その巨体は地に沈んだ。


「さて、じぃさんは……相変わらずだな」


 ジャバの視線の先、そこには先代団長の姿があった……何故か、ふんどし一丁の姿が。


「ふんぬらばぁぁぁぁ!」


「GYAOOOO!」


「ぬぉらぁぁぁぁ!」


「GYAAAAAA!」


 断末魔を上げ、次々と息絶えて行く劣化竜達。

 その姿を見たリュールは、とても嫌な顔をしていた。

 実はリュールが、祖父を邪険に扱う理由の一つが今の状況だったりする。

 祖父が持つ中で最強のスキル――アーマーフルパージが原因だ。

 人前で全裸に近い姿なんて――と言うのが、理由だったりする。

 尚、スキルの効果は、衣類を含めた装備品が少なければ少ない程、全ての能力値が上がる――というものだ。

 その上げ幅は、最大で25倍にもなる。

 スキルの効果としては破格なのだが、女性が出来るのか? と言われると……。

 これが、リュールが邪剣にする理由だった。

 そしてもう一つ、邪剣にこそ扱ってはいないが、父であるシャイアスとも少しだけ距離を置いてる理由も、祖父のスキルが原因だったりする。

 それは何故かと言うと……。


「ほれ、そっちに行ったぞい」


「親父、わざとだろ。はぁ、やれやれ」


 その言葉の後、シャイアスの上半身の服と装備が弾け飛んだ。

 実はシャイアスも、父親のスキルの劣化版を所持しているのだ。

 この事を知ったリュールは、真剣な顔で母親に相談したのだが、何も解決しなかった。

 裸族の祖父と父、考えたら目が死ぬだろう。

 いや、世間体も死ぬだろう。

 今もリュールの目は死んでいるのだから。


「リュール、その、ラフィに相談しよ」


「リュール様、なんとおいたわしや……。目が、目が死んでおられます」


「やっぱりじじぃ、殺ってくる」


「「それはダメぇーーーー!!」」


 思わず素に戻ったツンデレメイドさんとハモるリア。

 二人して戦闘しながらも、あの手この手で宥め、気を逸らし、物で釣る。

 結果として、この戦闘の後、ラフィに甘えても良い権でどうにか事態の収拾を図ったリア。

 リュールの精神衛生を良くして欲しいと願いながら、戦闘をしていき、魔物軍の最後尾へと辿り着く。

 そしてそのまま反転し、更に細切れにして行くのであった。


(良かったぁ。あのまま祖父と一緒に居たら、絶対に闇落ちしてるからね。ラフィの作戦に感謝だよ)


 そして戦闘は、第二ラウンドに移る。





 ◇◇◇◇◇◇



 戦闘を俯瞰していたのだけど、危なげそうな場面は一度だけあったが、潤の立ち回りでどうにかなったな。

 まぁ、原因も潤だけど。

 とは言えだ、やっぱこの世界、頭おかしいスキル多くね?


「ラフィ、顔」


「……変な顔、してたか?」


「難しい顔してたよ。何を考えていたのか、軽く想像はつくけど、今は止めてね」


「なんで?」


「周りに影響があるから」


「そこまで影響ある……いやいや、おかしいおかしい」


 リュールの祖父の能力がまた跳ね上がった。

 劣化竜との戦闘時に、スキルを発動してふんどし一丁なのだが、あの状態から更に跳ね上がるとか。

 と言うか、シャイアス殿も地味にヤバいよな。

 劣化スキルとは言え、上げ幅がヤバいのなんのって。


「リュール父の方は、それでも人の域だと思うけど? 祖父の方は……まぁ、おかしいよねぇ」


「クッキーさんと言い、ミリアの祖父と言い、リュールの祖父と言い、50代は何かに目覚める年代なのか?」


 もうね、援護とかいらない状況なんだよ。

 だってさ、最後尾まで到達した時の会話、全部聞こえてんだもん。


「どの組が一番早く帰還するのか勝負って……完全に遊びの感覚じゃねぇか」


「誰も止めなかったの?」


「女性陣が止めて、男性陣がノリノリだった。あいつらは子供か!」


「ラフィは、人の事言えないと思うけど?」


「俺は戦闘は真面目なはずだけど?」


「料理の再現だぁー! とか言ってる時は、子供と同じだと思う」


「趣味と戦時を一緒にすんな。それにな、美味い飯は活力なんだぞ!」


「わかったからっ。そんなに熱くなんないで!」


 ギャースギャースと騒ぐ俺達に、兵士さんからの視線が刺さる。

 だがな君達、この後、俺の言った事が良く分かると思うぞ? 質より量の軍飯になるのだから。


「あ、また上がった。そして、なんか変な武技が……」


「ボクも聞こえた。裸闘拳!――とか聞こえたんだけど?」


「リュールが邪剣にする気持ちが分からなくもない」


「もしクソ親父があんなの使いだしたら、全力で葬りに行くよ」


 その後、無言で頷き合い、帰って来たリュールを全力で甘やかす方向で合意した。

 それとリアも甘やかす方向である。

 多分、リュールを宥めるのに苦労してるだろうから。

 そして、固有戦力に細切れにされた魔物の軍勢は、ランシェス軍に各個撃破されていった。

 だが、この戦闘は前哨戦にすぎない。

 後方第二陣が控えているからな。

 ただ、ハチャメチャな直轄部隊のせいなのかは知らないが、士気は落ちることなく第二ラウンドを迎えれたのは、悪い事ではなかった。


「さて、次はどう出てくるのやら」


「それより、屋敷の方は大丈夫かな?」


 ヴェルグの不安は尤もだが、今はこの場を離れられない。

 無事である事を祈りつつ、次の戦闘の準備に入る俺達であった。

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