第11話 真ステータスと偽ステータス


 両親にステータスを見せるまで約1時間・・・。

 俺は如何にしてこのステータスを誤魔化すか悩んでいた。

 ステータスは以下の通りだ。



 『ステータス』


【名前】グラフィエル・フィン・クロノアス


【種族】人族 【性別】男性 【年齢】5歳


【職業】 クロノアス辺境伯家三男


【Lv,】1   


 HP 1000/1000

 MP 739y999/739y999


 物理攻撃力 30e789

 物理防御力 30e779

 魔法攻撃力 99e999

 魔法防御力 99e999

 敏捷    5g000


【能力】EX


【魔法適正】

 火・水(氷)・風・土・雷・光・闇・無・時空間・召喚


【魔法LV】

 火   Lv.EX

 水   Lv.EX

 風   Lv.EX

 土   Lv.EX

 雷   Lv.EX

 光   Lv.EX

 闇   Lv.EX

 無   Lv.EX

 時空間 Lv.EX

 召喚  Lv.EX


 生活魔法


【スキル】

 創造魔法    Lv.EX

 滅龍魔法    Lv.EX

 神滅魔法    Lv.EX

 鑑定      Lv.EX

 空間収納    Lv.EX

 武術      Lv.EX

 体術      Lv.EX

 身体能力超強化 Lv.EX

 魔法能力超強化 Lv.EX

 物理耐性    Lv.EX

 魔法耐性    Lv.EX

 各種属性耐性  Lv.EX

 精神耐性    Lv.EX

 テイム(眷属化)Lv.EX

 

【特殊スキル・魔法】

 創造魔法・合成魔法・無限の成長・魔力精密操作・思考超加速・長距離狙撃


 経験値1万倍・必要経験値1万分の1・魔力消費半減・限界突破・魔力成長


 異世界知識・無詠唱・魔力変換・体力超回復・魔力超回復・魔力融合・改造


 神器開放・言語理解・錬金術・神眼・神気・進化・付与・五感強化・万能感知


 念話・縮地・覇気・森羅万象・並列演算・全智神核・滅龍魔法・偽造・隠蔽


 神滅魔法・並列付与・並列魔法




 虚数空間(現状使用不可使用条件未取得・不明)


 虚無崩壊(現状使用不可使用条件未取得・不明)


 禁書目録(現状使用不可条件未取得)



【加護】

 創世神の加護 Lv.EX

 戦神の加護  Lv.EX

 時空神の加護 Lv.EX

 武神の加護  Lv.EX

 全知神の加護 Lv.EX

 魔法神の加護 Lv.EX

 商業神の加護 Lv.EX

 死神の加護  Lv.EX

 龍神の加護  Lv.EX

 獣神の加護  Lv.EX

 生命神の加護 Lv.EX

 破壊神の加護 Lv.EX


【称号】

 辺境伯家三男 転生者 神界にて修練をせし者 神々の寵愛を受けし者


 神に近し者 世界最強 神殺し 神龍の主 神狼の主



 


 ・・・・・絶句し、頭を抱え悩む理由がこのステータスだ。

 俺は何か無いかと必死にステータスを凝視する。

 すると、使えるかもしれないスキルがあったが内容がさっぱりわからない。

 そこで鑑定と言うものがあったので、使えそうな偽造と隠蔽を鑑定してみた。


 偽造>ステータスを偽造する(スキル・加護・称号をLv込み)

   偽造した数値は一般的なものになるがランダムで決まる。


 隠蔽>ステータスを隠蔽する(スキル・加護・称号をLv込み)


 神様達!とっても役立つスキルをありがとう!!

 俺は神にお礼の祈りを捧げた。

 早速、偽造と隠蔽を使用して両親に見せに行こう。

 偽造と隠蔽したステータスはこうなった。



 『ステータス』


【名前】グラフィエル・フィン・クロノアス


【種族】人族 【性別】男性 【年齢】5歳


【職業】 クロノアス辺境伯家三男


【Lv,】1   


 HP 100/100

 MP 500/500


 物理攻撃力 100

 物理防御力 100

 魔法攻撃力 300

 魔法防御力 300

 敏捷    100


【能力】D+


【魔法適正】

 火・水(氷)・風・土・雷・光・闇・無・時空間・召喚


【魔法LV】

 火   Lv.1

 水   Lv.1

 風   Lv.1

 土   Lv.1

 雷   Lv.1

 光   Lv.1

 闇   Lv.1

 無   Lv.1

 時空間 Lv.1

 召喚  Lv.1


 生活魔法


【スキル】

 アイテムボックス Lv.1

 鑑定       Lv.1

 武術       Lv.1

 体術       Lv.1

 テイム(眷属化) Lv.2

 

【特殊スキル・魔法】


 無詠唱・魔力変換・錬金術・付与


【加護】

 創世神の加護 Lv.1

 戦神の加護  Lv.1

 時空神の加護 Lv.5

 武神の加護  Lv.1

 全知神の加護 Lv.3

 魔法神の加護 Lv.5

 商業神の加護 Lv.2

 死神の加護  Lv.1

 龍神の加護  Lv.5

 獣神の加護  Lv.5

 生命神の加護 Lv.4

 破壊神の加護 Lv.1


【称号】

 辺境伯家三男 (転生者)

 


 これならば大丈夫なはず・・・大丈夫だよな?

 あまり時間も無いしこれで行くしかないか。

 時間も来たのでリビングで待つ両親の元へ行きステータスを見せた。


「〖ステータスフルオープン〙」


 魔法を唱えて両親に見せたが・・・絶句していた。

 これでもまだやり過ぎなのかよ・・。

 やり過ぎと思った理由、それは両親の顔があり得ない!って顔をしながら絶句していたから。

 当然の如く、根掘り葉掘り聞かれる。

 魔力【MP】に関しては小さい頃(今でも五歳で小さいが)から本を読んで自分なりに修練したと誤魔化した。

 体力【HP】と物理ステータスに関しては若干高いそうだが素養があるならこんなものだろうと。

 魔力ステータスも先の説明のおかげで何とか納得してもらえたようだ。

 敏捷に関しても修練中から足は速かったので問題は無かった。


 問題はこの先に潜んでいた。

 魔法適性は全属性持ち・加護は12神全てに加え、アイテムボックス・無詠唱・錬金術・付与・テイムと希少スキルの目白押しで、加護レベルも高いのでかなり・・ではなく、すごく驚いていた。

 加護レベルは最大で10迄あるとの事だが、それが全加護持ちで更に4つの加護がレベル5で半分以上が1以上など前代未聞らしい。

 神様ー!!話が違いますよー!!!っていうか、隠蔽と偽造前はEXってなってたんですけどー!?

 俺は心の中で叫んだ・・・。


 父に聞くと、過去には確かに何人か全加護持ちと全属性持ちは存在した。

 全加護持ちは全てレベルが1か一つだけがレベル5だったそうで、全属性持ちは魔法神・時空神・全知神の加護のみだが、加護レベルは全て5だったと両方とも教会の書物に記されているそうだ。

 説明を終えると父は考え込んでしまった。

 何を考え込んでいるのだろうか?

 俺にはわからないが数分程で父は考えが纏まったらしく。


「グラフィエル。お前には魔法の家庭教師を別でつける。武術と体術の修練もこれまで通りに続ける。異論は認めん」


 父は厳格にそう告げた。

 別に異論等ないし魔法の勉強ができるのは嬉しいので(神界での魔法は地上じゃ使えないし)俺はむしろ喜んだが、母達は困った顔を父は苦笑していた。


 魔法の家庭教師が来るまでは、武術と体術の修練をして1か月が過ぎた・・・。




 尚、双子の兄姉のお披露目会であるが、やはり上の兄姉達と同じ状況になり、感想もまた同じものであったと言っておく。

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