外伝1 男たちの宴会
男たちの宴会
9月。テスラの東の大地に照りつける光も日に日に柔らかくなっており……秋の訪れを感じさせていた。
一度ジャスラに帰っていたソータが、ヴォダと共にテスラへと戻ってきた。
「お帰りー……ん?」
ダイダル岬まで飛龍で迎えに来た夜斗は、ソータが重そうに抱えている荷物に目を留めた。
「何だ、それ?」
「食べ物と……ジャスラの酒だとよ」
ソータがドサッと袋を下ろし、口を開いて夜斗に見せた。
「酒……」
「ホムラから。ずっと調査で歩きづめで疲れるだろうから、景気づけに飲めって渡されたんだが……」
ずんぐりとした陶器の壺をまじまじと見ながら、ソータが溜息をつく。
「……悪い予感しかしない」
「何でだ?」
「ホムラがくれるものって結構ドギツイものが多いんだよな。海の男だから……」
「はあ……」
夜斗がピンとこない様子でぼんやりと相槌を打つ。
「そう言えば、ユウは?」
「ウルスラに行ってるはずで……あ」
見ると、南の方から青い飛龍が飛んでくる。
――サンだ。
そしてぐんぐん近づくと、サンはダイダル岬に急降下した。
「おわっ!?」
サンに轢かれそうになったソータが慌てて避ける。
「こら、ユウ! 危ないだろうが!」
「あ、ごめん、ごめん……」
ユウがサンの背中からひらりと舞い降りた。
「ちょうどいいところに、と思って慌ててしまって」
「ちょうどいいところ?」
「これ」
そう言うと、ユウは抱えていたカバンから一本の瓶を取り出した。
濃い青の硝子で作られた、凹凸の少ないすらりとした瓶。中には何か液体が入っているようだ。
「シルヴァーナ女王からペシャメイルっていうお酒を貰ったんだよ。今年はすごくいい出来だから、是非って。でも、エルトラに持ち込んでいいかどうかわからなかったから、夜斗に聞こうと思ってたんだ」
「また酒か……」
「……
夜斗の呟きに、ユウは不思議そうな顔をした。ソータは荷物を見せて、ジャスラでお酒と食べ物を大量に貰ったことを話した。
「ふうん……。何か、美味しそう」
「酒の方はわからんが、料理は美味いと思うぞ。セッカが作ったやつだからな」
「……食べてみたいな」
「……俺もウルスラの酒は飲んでみたいな。何か違うのか?」
「さぁ? 俺は飲んだことないから……」
「……」
「……」
ソータとユウは顔を見合わせて頷くと、夜斗の方に振り返った。
じーっと見つめる。
「……何だ」
夜斗が腕組みをしながら眉間に皺を寄せた。
「……テスラって、酒は禁止?」
ソータが様子を窺うように聞く。
「禁止ではないが、殆ど飲まないな。西の方の小さな村で少し作っているだけで……祭事のときに口をつける程度だ」
「じゃあ夜斗も、殆ど飲んだことないんだ」
ユウが意外、という顔をする。
「ないな」
「……じゃあ、三人で飲んでみるか!」
ソータが夜斗の顔色を窺いながら、妙に明るい調子で言った。「なっ」とユウに微笑みかけると、ユウも嬉しそうに頷く。
「……そんなに飲んでみたいのか?」
「ああ」
「さっき悪い予感がどうとか言ってなかったか?」
「三人で飲むなら、話は別」
「…………」
夜斗は腕組みをしたままたっぷりと考え込んだ。
「……フェルティガエは暴走する可能性があるから、あまり勧められないんだが……」
「指導者たる俺が、そんなミスをするとでも?」
「よく言うよ。ユウ、お前が一番危険なんだよ」
「頼むよ、夜斗~。俺はさ、また一人ぼっちの長い長い調査が始まるだろ。三人で集まれる機会もそうはないしさ~」
ソータが両手を合わせて夜斗を拝む。
「な? 一回だけ! こそっと!」
「こそっ……」
夜斗はちょっとのけぞったが、諦めたように溜息をついた。
「……じゃあ、ちょっとだけな。でも、フィラもエルトラも駄目だぞ。誰に見られるかわかったもんじゃないからな」
「うんうん」
「かと言って、ここで、という訳にも……ダイダル岬は神聖な場所だし……」
「ここから南に少し行くと、小さな無人島があるんだよ。そこにしよう」
「あー……確かにあったね。ソータさん、サンで連れてってあげるよ」
「おう! ……でも、あんまりスピード出すなよな」
「わかってるって!」
「ちょっと待て……外で酒盛りする気か? 夜になるのに、寒くないか?」
妙にノリノリなソータとユウを諌めるように、夜斗が言う。
「そうだな……。あっ、レッカが新しいテントをくれたんだった。せっかくだから使ってみよう」
「え……」
「何か楽しそうだね!」
「そうだな」
「じゃあ、荷物を乗せて……」
「あ、サンキュ。……さ、行くぞー!」
「――だからちょっと待てって!」
夜斗はサンに乗り込む二人を慌てて引きとめた。
「このまますぐに行くのか!?」
「だってエルトラに戻ったらまた報告だの何だのと仕事ができるだろ、夜斗は。ユウだってそうだ」
「まぁ、確かに……」
「夜斗もこのまま行こうよ。ソータさんの帰りがすごく遅かった、ってことにすればいいじゃない」
「んー……」
夜斗は思わず唸った。
(……確かに、エルトラに戻ればやらないといけない仕事はたくさん出てくるだろう。今日はソータさんの世話をするということで一日空いているし……)
「……わかった。じゃあ、行くか」
「そうこなくっちゃな!」
「行こう、行こう!」
夜斗は乗ってきた飛龍にしばらく外で遊んでいるように伝えると、二人の後に続いてサンに乗った。
三人を乗せたサンは「キューッ!」と元気よく鳴くと、パラリュスの白い空に向かって飛び立った。
◆ ◆ ◆
「……くあーっ! やっぱりホムラがくれたヤツはキツいな!」
「そうは言ってもソータさん……結構平気そうだね」
「冬の間、セッカの家に世話になっている間は結構飲んでたからな。まぁ、慣れだろうな。……あ、飲むか?」
「ううん。俺、やっぱり甘い方が好きだな。ウルスラのがいい」
「そっか」
「こら、ユウ! そここぼしてるから!」
「あ……ごめん。……夜斗は全然変わらないね」
「きっちりしてるな」
「真面目だね」
「俺がおかしくなったら誰がこの場の収拾をつけるんだよ……」
「それもそうだ。任せた」
「ソータさん……俺に丸投げしないでくれよ。一応年長者なんだから……」
「んー? でも、ほら、俺は時が止まってるから……」
「見た目だけの話だろ、それは!」
「いんやー? それがそうでもないぞー。心も止まってるぞー」
「俺も十年寝てたしねー。だいぶ年下ー」
「おー、そうだなー」
「……ったく……こいつらは……」
◆ ◆ ◆
「……セッカさんって、料理上手だねー」
「そうだな。あ……酒、なくなったか。じゃあ……」
「……それ、無理。甘いのがいい」
「えー? ホムラにしちゃ、なかなか飲みやすい方を寄こしてくれたんだけどな」
「――あ、朝日ー? 今何してるー?」
「こら、ユウ! 何でミュービュリに繋げて会話してるんだ!」
「うるさいな、夜斗。……ああ、こっちの話。気にしないで」
「おい……モガモガモガ!」
「夜斗、ちょっと辛抱な。……ユウ、朝日に甘めのカクテルかチューハイ持って来いって言え。多分、お前はそっちの方が好きそうだから」
「ムガ、ムゴ――ッ!」
「あと、ツマミもな」
「わかった。あ、朝日……うん、そう、ソータさんと夜斗の三人でお酒を飲んでるんだ。……ううん、大丈夫だよ。それでね、朝日、カクテルとかチューハイってわかる? 甘いんだって」
「ムググ……!」
「元気だな……っていうか、夜斗、結構飲んだのに全然変わらんな……。ちょっとつまらん」
「ムグ……ゼイゼイ……任せたって言ったの誰だ!」
「それはそうだが……」
「ソータさん、朝日、持ってきてくれるってー!」
「お、よかったな」
「でもすぐ帰るって。今日、忙しいんだって」
「ふうん……。まあ、社会人だしな。残業でもあるんだろ」
◆ ◆ ◆
「……だいぶん楽しそうね」
ビニール袋を両手に提げた朝日が疲れた様子で三人を見下ろした。
テントの中では三人が三角形を作っている。その輪の中には食べ終わった容器や飲み干した酒の瓶が転がっていた。
「朝日も飲もうよ」
「仕事中だから駄目。会社を抜け出して来たんだから。それより……」
朝日は荷物を置くと、ユウの目の前に座った。両手で頬に触れる。
「おわっ、何だ!?」
ユウの隣にいたソータが真っ赤になってのけぞる。ユウは全く動じることなく
「朝日、こんなところで何を……そういうことは二人っきりのときに……」
と言って朝日を抱き寄せようとした。
「ち、が、う! お酒がフェルティガエにどういう影響を与えるか診てるの! 心配だから!」
「なーんだ……」
「ほら、さっさと口を開けて!」
「んあー……」
「……っとにもう……」
朝日はユウの口の中や目の色を確認し、背中やお腹など一通り触れると、ホッとしたように息を漏らした。
「――んー……大丈夫そう……かな……。まぁ、テスラでは飲まないだけで、ウルスラやジャスラでは普通にあることみたいだし……。じゃ、次は夜斗ね」
「俺はいい!」
「そう? でも……」
「いいから!」
「うーん……」
朝日はまじまじと夜斗の顔を見つめた。
「普段とあんまり変わらないし……大丈夫かな。気になるけど……」
「俺も要らんぞ。酒は飲み慣れてるから」
「ソータさんは……まぁ、そうね。大丈夫そうね」
朝日はちょっと溜息をついた。
「それで、えっと……いい? 楽しそうなのは結構だけど、ちゃんと水を飲むこと。お酒と交互に、たくさんね。それと、もう遅いかもしれないけど薬も持ってきたから、具合が悪くなったら飲むこと。あとは……」
「まだあんのかよ」
「ソータさんは黙ってて。……もし万が一、暴走なんてことになったら、とにかくすぐ呼んでね。頼んだわよ、夜斗」
「やっぱり俺かよ……」
「ソータさん、ユウはあまり強くないみたいだから、ガンガン勧めないで」
「あー、はいはい。チューハイと水な」
「うん、お願い」
「ねぇ、朝日、俺はー? 俺にお願いはー?」
「……ユウ、楽しい?」
「かなり楽しい!」
「……じゃ、ほどほどに……ゆっくりね」
「朝日がいるともっと楽しい」
「そういう訳にはいかないから」
朝日は申し訳なさそうにユウの手をふりほどくと、すっくと立ち上がった。
「じゃあ帰るね」
「おー」
三人に手を振ると、朝日はゲートを開いて切れ目に飛びこんだ。
それを見送ると、ソータは朝日が置いていったビニール袋を開け「お、サキイカがある」と呟いて嬉しそうに取り出した。
◆ ◆ ◆
「だからさ……ぐすっ……俺はー、本当は……」
「うんうん」
「すっげー淋しかった訳よ。水那……いないし……」
「そうだよね……」
「……トーマは……ちょっと見ない間に……グスッ……でかくなってるし……」
「俺も……暁が大きくなってたの……ショックだったなー」
「……ぐすっ……だよな……」
「泣くなよ、ソータさん」
「……泣かずに……いられるかっつーの! 夜斗は……いいよな。……暁……ずっと見てたもんな。……グスッ」
「ずっとっていうか……」
「そうだよね……本当にありがとう、夜斗」
「いや……それは……」
「ユウは……よかったよな。夜斗はなー……」
「お、おいおい……何を言うつもり……」
「あれだよ! ……えーと……育ての父親?」
「え……」
「……ぐすっ……夜斗はな、暁の父親みたいな気持ちでー、面倒見てたって……」
「……え……」
「そこまで思ってくれる奴……そう、いないぞ。……ぐすっ……」
「そう……なんだ。…………夜斗ー!」
「おわーっ! 何で抱きつく!」
「俺、夜斗が好きだよ。……本当に」
「それは……」
「もう、愛に近いかもしれない」
「ぶっ……」
「……夜斗……」
「綺麗な顔で真面目におかしなことを言うな! 離せ!」
「本気なのに……」
「尚更悪い!」
「……っ……いろいろ……あったんだな……ぐすっ……本当に……」
「んー、でも……ソータさんにも、会えたし……」
「……ユウ……そんな可愛いこと……ぐすっ……言っても……俺……」
「俺、ソータさん大好きー!」
「……っ……ユウ……」
「はぁ……ユウは妙に懐き魔になってるし……ソータさんは泣きっぱなしだし……はぁ、もう……」
◆ ◆ ◆
とにかく手を貸してくれ、と夜斗から連絡をもらい、朝日はゲートで三人の元にやってきた。
見ると、ソータとユウはすっかり潰れて寝てしまい、夜斗は黙々と宴の後始末をしている。
「夜斗……お疲れ様」
「……ったく……何で俺がこんな目に……」
朝日の声が聞こえないのか、夜斗は空き缶を拾いながら何やらブツクサ文句を言い続けている。
朝日は溜息をつくと、夜斗の肩を叩いた。
「夜斗が一人で片づける必要はないわよ。明日にでも二人に責任もって片付けさせることにして……とりあえずエルトラ王宮に帰りましょ」
「ん……」
「――お酒は私が預かっておくわ」
「ああ……」
サンの背中に酔い潰れた二人を乗せ、朝日と夜斗はテスラの藍色の空に向かって飛び立った。
「でも……こんな状態の二人について、どう言ったらいいもんかしらね……」
「この時間なら神官もそんなにはいない。ソータさんには
「わかったわ」
エルトラ王宮につくと、夜斗はソータを抱え上げ、さっと降りた。
続けて朝日もユウを抱え上げ、飛び降りる。
部屋まで運んでベッドに寝かせると、ユウがぼんやりと目を開けた。
「……あ、朝日だー」
「あれ? 起きちゃった? 駄目よ。水を飲んで……ちゃんと寝ないと」
「やだー」
「やだじゃないわよ。はい、お水」
朝日が持っていたペットボトルを渡すと、ユウはおとなしく受け取り、ごくごくと飲み干した。
「ん……あれ? 夜斗とソータさんは?」
「ソータさんは潰れて寝ちゃって、夜斗が部屋に運んだわよ」
「寂しい……。朝日、一緒に寝よ?」
「寝ません。ほら、ちゃんと……」
「ねーねーねーねー」
「……」
朝日のこめかみに、青筋が浮かぶ。
キッとユウを睨みつけると
「【
と強く言った。
その途端、ユウは瞳を閉じてパタッとベッドに倒れこんだ。
……
「……もう……」
朝日は溜息をつくと、ユウの部屋を出た。
中庭に行ってみたが乗せてきた荷物は全て片付けられており、サンの姿もない。
(夜斗が全部やってくれたのかな。でも……)
ふと目を凝らすと、真っ暗な中庭で、夜斗が西の塔を見上げてぼんやりしていた。
「夜斗! 全部片付けてくれたの?」
「……ああ」
「ここが……どうかした?」
「始まり……だから。大事な……」
「……???」
朝日は夜斗の顔を覗き込む。
「……朝日……」
夜斗は朝日を見下ろすと、そのまま寄りかかってきた。
「なっ……重っ……何!?」
「……ん……」
そして両腕でぎゅっと抱きしめる。
「え!? どうしたの、夜斗!? 何が……」
「――気持ち悪い」
「え……」
「……ぐ……」
「ちょ……待っ……」
「……××××……」
「ぎゃ――――――――!」
◆ ◆ ◆
「……」
「ごめん、朝日」
「本当に……」
「……申し訳ない」
翌日。朝日はムッツリと黙り込んだまま腕を組んで仁王立ちしている。
その前にはソータとユウと夜斗の三人が土下座をしていた。
ここは、三人が飲み会をしていた南の島。背後には飲み散らかした跡がまだ残っている。
「俺達が寝ちまったあと……大変だったよな」
「ええ、まぁ。……ソータさんはどこまで覚えてるの?」
「……朝日が帰って……サキイカ食って……そこぐらいまでかな……」
「ユウは?」
「俺は、寝るまでのことは全部覚えてるよ」
「そうなの?」
「うん。ソータさんが大泣きして大変だったなーって……」
「マジか!」
「うん。淋しかったの吐き出せて、よかったね」
「ぬぉぉぉ……一生の不覚……」
ソータが頭を抱えている横で、夜斗は青ざめた顔でうなだれていた。どうやら二日酔いがひどいらしい。
「夜斗は記憶はあるの?」
「……全く……」
「え! どこから!?」
「朝日が来たことすら知らない……」
「えーっ!」
「信じられない」
「全然変わらなかったのに……」
驚く三人とは対照的に、夜斗はぐったりとしている。本当に覚えがないらしい。
「そう言われても……知らん」
「だって……潰れた二人とは違って物凄くテキパキ働いてたわよ?」
「記憶にない」
「えー……」
朝日は思わず白い空を見上げた。
「全く表に出ないタイプか……。想定外だった」
「俺……何かしたか?」
「……」
朝日は黙って首を横に振ると、諦めたように溜息をついた。
「とにかく……この宴会の後始末をちゃんと三人ですること」
「はいはい」
「――ソータさん、二回返事はやめて」
「……はい」
「あと……お酒は没収ね。二度と飲んじゃ駄目」
「えー……」
「――はぁ?」
朝日がギロリとソータを睨みつけた。
少し不満そうだったソータと隣のユウが、ビクッとして姿勢を正す。
「酔っぱらう度にパラリュスに呼び出されちゃ、こっちだってたまったもんじゃないのよ。――何か文句ある!?」
「いや……ないです」
「もう飲まないようにするね」
「俺はもう飲みたくない……」
三人は素直に頭を下げた。
◆ ◆ ◆
没収したジャスラのお酒は、上条家で瑠衣子と朝日が美味しく頂いたらしい。
こうして――男三人の飲み会は、それぞれに微妙なトラウマを残しつつ……終わりを告げた。
~ End ~
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