第6話 刀鍛冶
アンソニーは、レベル35を超えた。
パーティの他2名も32を迎えていた。
ゴールドゴーレムが出現する、魔王の城付近のダンジョン。
ダンジョン最後のラスボス。ゴールドゴーレムの出現。
しかし今のレベルでも剣を真っ二つに折られてしまった。
魔法で何とか対応をしようとした。
だが、格闘家が抜けた戦力に乏しいパーティは、敢え無く撤退をする他無かった。
撤退後、ダンジョン前の街、クルージャに戻った一行。
クルージャで、刀鍛冶の話を聞いた。
その刀鍛冶は、以前の魔王が出現した際、現れた勇者の剣を研ぎ澄ませたという噂の刀鍛冶。
その刀鍛冶が、まだ生きていて、次の勇者を待っているという。
「会ったほうが良いぞ?君たち勇者なんだろ?」
場所を聞き向かった。
クルージャの街はずれ、小さな藁葺き屋根の小屋があった。
「すみませーーん!」
声をかけるが、返答はなし。
また明日にでもと思い、引き返そうとした時だった。
「きゃあーーー!!!」
藁葺き屋根の裏側から女性の悲鳴。
慌てて駆けつけてみると、10名の山賊に、囲まれるひとりの女性。
「なんだぁ? お前ら? 戦闘員みたいな格好しやがって!」
山賊が、アンソニーたちの姿を見て、声を張り上げた。
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