創作のつらみ取って出し
斉藤希有介
自発的ストーリーラインのぐねり
どうも。
カクヨムコンは二回目。
散々荒れた初回参戦組の生き残り。
生き残ってはいない。アンデッドかな。
エッセイを書くと、本命の小説を奇特な者が読みに来てくれると聞いた。
参戦が遅かったので、残りもう十二日しかない。
今さら何をしたところでカクヨムコンにプラスの影響はないだろうけれど、何もしないよりはましかと思い、創作のつらみを吐き出していく。
というか創作のつらみを吐き出したい方がメイン。
創作、つらくないですか?
僕はつらいです。
最近つらすぎて、近況ノートに他作品の分析という名の、自分がいかにダメかの再確認みたいな記事を連投している。
そこでも散々言ったし、ツイッターの裏垢でも散々言っているんだが、今回の桃源水滸伝はマジでストーリーラインがぐねっていて書いていてつらい。
いやぁー、何でこう、ぐねるんだろう?
本好きの少女リャコはある日突然、王子の妾にされそうになる。
……分かる。
断ると、なぜか守備隊長に任じられる。
……分からない。もう分からない。
ここからもう分からん。
普通ツイッターとかでバズるツイートは何回か「分かる」を繰り返してからの「分からない」でオチじゃん。
二段階目じゃん。まだ。
まぁ、バトルが欲しいんですよ。バトルが。
中国の古典、水滸伝を下敷きにしているので、バトルがやっぱ必須なので。
主人公をバトルさせたかったので、守備隊長なんだと思います。
思います、っていうのは、自分でもどんな瞬間にお話が降って来るか分からないから。
何か、ある時ふとぶわぁーーーっと第一話が書けちゃうことがあって、後はひたすらなぜそんな第一話を書いたのかを自問しながら続きを書いている気がする、大体いつも。
なんかもう、あの第一話はあれで完璧で、あれを崩すことは自分には考えられなくて、後にあれこれ苦労することになろうとも、第一話のラインを保持したまま進めなきゃって考えてしまう。
と、今書いてて気づいた。
そっか。第一話を捨てられれば、今こんな苦労してなかったのかもなぁ。
実は今回、第二章以降はかなり没が多く、自分史上では稀に見る難産なんです。
没が苦手。
もったいないオバケが出てきて、どうしても再利用したくなる。
一文の没も出したくない……というか、文字数10万文字の為に、一文字でも多く書かなきゃと常に心が焦っており、自分で展開を没にするのが本当に苦手。
でも、今回の桃源水滸伝はかなり没出したんですよ。
自分にとって、これはかなりの成長だったんですけど。
だから、これ書いてて気づいたんだけど、第一話も没出せば良かったのかもなぁーーー
そうしたら、もう少しストーリーラインの素直な進めやすい作品になっていたかも。
……とね、まぁ、そうは思うんだけどね。
第一話って「これでいける!」っていうのが思いつかない限り、ずっと悩んじゃうもんじゃないですか。それぐらいめちゃくちゃ大事じゃないですか。第一話って創作の神様がくれたようなもんだから。
顔はどれだけ整形できても、脳は変えられないじゃん。みたいな。
だから、あの第一話が、どっかから降って来た時点で敗北。
しばらく俺は、あの第一話の奴隷として続きを書かなきゃいけないんですよ。
まだまだ愚痴りたい事はあるけど、今日は終わり。
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『桃源水滸伝』
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